「衝動」に支配される世界 [ ポール・ロバーツ ]

我慢しない消費者が社会を食いつくす

目次は次のとおりです。

第1部 この社会の主役は誰なのか
(束の間の繁栄と戦後時代/すべては株価のために/脳は目先の利益を重視する/すべてが金融化される社会)

第2部 壊れかけた社会の断面
(「いいね!」を渇望する人々/追いやられ、捨てられた労働者/もっと新しい、もっと高額な医療を/ブランド化、マーケティング化する政治)

第3部 再びつながり合う社会へ
(私たちはどこへ向かうのか)

欲しい物が、当たり前にすぐ手に入る、
そんな「豊かさ」の代償とは?
私たちの「底なしの欲望」を取り込んで繁栄してきた社会経済システム。
しかし、自己の欲求を満たすことを何よりも優先する社会には、
もはや破滅への道しか残されていない。
圧巻の取材力で、「知られざる現実」を解き明かす問題作です。
面白い切り口の本です。

<印象に残った一文>
「「自分化」するということは事実上、「ありのままの世界」を拒否するということで、世界を自分の好みの方向に曲げるということだ。」

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このページは、村田優一郎が2015年8月 7日 14:57に書いたブログ記事です。

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