組織の限界 [ ケネス・J・アロー ]

20世紀後半を代表する経済学者による不朽の組織論講義

目次は次のとおりです。

第1章 個人的合理性と社会的合理性
第2章 組織と情報
第3章 組織の行動計画

第4章 権威と責任
(目標の対立/権威の価値/権威の達成/責任の価値/責任の達成/権威と責任の間の代替関係についての考察)

「アローの不可能性定理」で知られ、社会的選択理論の確立に大きく貢献したケネス・J・アロー(1972年ノーベル経済学賞受賞)。
その彼が組織について経済学的考察を行った先駆的な講演集です。
アローは、まず個人を前提とした価格システムとしてのみ経済を捉える弊害を指摘し、
「組織」という観点を導入する重要性を指摘します。
だが、組織は価格システムを補完し、経済活動の向上に寄与する一方、
ときに硬直化や不服従など別の問題も引き起こします。
組織はいかに機能し、なぜ失敗するか?
その弊害を乗り越えるにはどうすればよいか?
20世紀後半を代表する経済学者による不朽の組織論講義です。
色々な気づきを与えてくれます。

<印象に残った一文>
「バラバラな個人よりは、最適なレベルではなくとも組織の方が情報をうまく活用しやすい。」

私のサイトです。
よろしければご覧下さい。

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このページは、村田優一郎が2017年4月15日 05:55に書いたブログ記事です。

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