米陸軍戦略大学校テキスト 孫子とクラウゼヴィッツ (日経ビジネス人文庫) [ マイケル・I・ハンデル ]

孫子とクラウゼヴィッツ 

目次は次のとおりです。

イントロダクションー『孫子』と『戦争論』はコインの裏表
叙述と研究のスタイルに惑わされるなかれ
戦争の定義に関する誤解ー分析レベルの問題

政治のリーダーシップと軍事的指導者・指揮官の微妙な関係
戦争の合理的見積もりは可能かー目的と手段の相互関係
戦争の逆説的な三位一体を理解する

「戦わずして勝つ」の理想と現実ー流血なき勝利と決戦の追求
兵力数がすべてか?
欺瞞、奇襲、情報、指揮統率の位置づけの違い

インテリジェンス・情報は『孫子』の真骨頂
有能な指揮官は計画をそのまま遂行できるのかー指揮と統御
意外と多い共通点ー軍事的指導者の役割

何がもっとも重要かー指揮官の資質
戦場における環境と軍隊指揮官の直感力のジレンマ

勇敢さと計算(打算)どちらが重要か
両者は補完関係

戦略と戦争を論じた最も重要な書『孫子』と『戦争論』。
スタイルも分量も真逆な両者をいったいどのように比較するのか?
統率、インテリジェンスなどトピックスごとに両書の極めつけの言葉を取り上げて解説した米陸軍戦略大学校のテキストです。
不可能と思われてきた両者の比較を大胆に行い、矛盾点、類似点、補完関係を明らかにします。
目からウロコの情報が満載です。

<印象に残った一文>
「いかなる戦争も政治目的に奉仕しなければならず、従って、いかなる戦争も政治指導者によって決定され、指導され、方向付けられなければならない。」

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このページは、村田優一郎が2017年10月23日 05:54に書いたブログ記事です。

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