政党政治はなぜ自滅したのか? さかのぼり日本史 (文春文庫) [ 御厨 貴 ]
さかのぼり日本史
目次は次のとおりです。
第1章 自壊する二大政党ー1928年(昭和3年)
(もう一つの二大政党時代/普通選挙と護憲三派 ほか)
第2章 原敬政党内閣の光と影ー1918年(大正7年)
(藩閥政治と山県有朋/原敬の目指した政党政治 ほか)
第3章 もたれあう政党と藩閥ー1905年(明治38年)
(藩閥と政党の妥協が生んだ桂園時代/日露関係をめぐるヘゲモニー争い ほか)
第4章 理念なき政党の迷走ー1898年(明治31年)
(政党内閣の誕生/国会開設と政党の結成 ほか)
今ほど混迷する政治をじっくり見据えるときはない。
国民の期待を背負って誕生した政党政治はなぜ自壊したのか?
軍の台頭を招いた政党政治はなぜ失敗したのか?
4つの歴史的なターニングポイントから、政党政治の失敗の原因を探りわかりやすく解説してくれます。
激動の政党政治がたどってきた苦難の歴史からあるべき政治の姿を見定める書です。
色々な気づきを与えてくれます。
<>印象に残った一文
「政党の現実に悲観したり絶望して見放してしまうのも国民であれば、正当に正しいあり方を求め、厳しくチェックするのも、結局は国民なわけです。」
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