死を語る (PHP文庫) [ 佐藤優 ]
異色の2人が様々な視点で「生と死」について語る
目次は次のとおりです。
第1章 死の淵から
(「天国の門」が現れない!/モスクワで死を意識した日 ほか)
第2章 死の意味
(社会的な死が若者たちを追い詰める/犯罪者のねじれた心理 ほか)
第3章 死と生
(死を恐れないオランダ人/日本人の死生観とキリスト教的死生観 ほか)
第4章 死を想う
(いとこの自殺/一つの価値観だけでは人生をリカバーできない ほか)
第5章 死とともに
(沖縄では、魂は六つある/個人の人格や感情は、宇宙に回帰する ほか)
原因不明の病で心肺停止に陥った中村うさぎと、
「鈴木宗男事件」で社会的に殺されかけた佐藤優。
日本、宗教、社会、男と女…。
異色の2人が様々な視点で「生と死」について語る書です。
面白い切り口の本です。
<印象に残った一文>
「近代の刑法では、どんな犯罪も違法性認識が全くなければ罪に問うことは難しくなっています。」
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