老人の取扱説明書 (SB新書) [ 平松 類 ]
体の細部にまで踏み込んだ書
目次は次のとおりです。
第1章 老人の困った行動3大ド定番
(都合の悪いことは聞こえないふりをする。/突然、「うるさい!」と怒鳴る。でも、本人たちは大声で話す。 ほか)
第2章 いじわる
(「私なんて、いても邪魔でしょ?」など、ネガティブな発言ばかりする。/せっかくつくってあげた料理に醤油やソースをドボドボとかける。 ほか)
第3章 周りが大迷惑
(信号が赤に変わったのに、ゆっくり渡っている。信号が元々赤なのに、堂々と渡ってくる。/指摘はできないが、口がそこそこ臭い。 ほか)
第4章 見ていて怖い、心配…
(自分の家の中など、「えっ、そこで!?」と思うような場所でよく転ぶ。/お金がないという割に無駄遣いが激しい。 ほか)
老いた親の行動に、諦めなくて済む!
高齢者の困った行動の原因となるのは、
ほとんどが認知症や頑固な性格よりも、老化による体の変化「老化の正体」だったのです。
この「老化の正体」と、その対処法として手軽にできる方法を、医学的にやさしく解説しています。
これらを知ることで、周囲の人はイライラせずに冷静に対処できますし、
高齢者本人は卑屈になることが減ります。
これまでの本といえば、認知症や老人の心理にとどまるものがほとんどでしたが、
体の細部にまで踏み込んだのは本書がはじめてです。
目からウロコの情報が満載です。
<印象に残った一文>
「日本の信号機は、おばあちゃんには渡れられないように作られている。」
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