偏差値好きな教育“後進国”ニッポン (ポプラ新書) [ 池上 彰 ]
次世代の教育のありようを考える
目次は次の通りです。
序章 日本の教育はなぜ変わらないままなのか
(日本の教育は成功?失敗?/文部科学省を解体せよ ほか)
第1章 いじめ問題と向き合うーフランスの挑戦
(人権からアプローチするフランス/「いじめを隠そうとする」日本の学校)
第2章 世界のリスクの学び方ーフィンランドの「正解」のない授業
(「信頼」に基づいて邁進するフィンランドの教育/原子力発電の責任の取り方の違いー教育への示唆)
第3章 未来を音楽で切り拓く
(ベネズエラの音楽教育プログラム「エル・システマ」)
海外の学校から、日本の教育の次の一手が見えてくる。
必ずしも教科書を使わなくてもよいフィンランド、
学校外の大人が「いじめ問題」にかかわるフランス。
日本は世界を手本に、自分の頭で考え、行動できる、
いわゆるアクティブ・ラーニングを掲げているが、
あまり進んでいないのが実態だと言える。
時代の変化に応じて求められる教育の姿を海外の現場から探り、次世代の教育のありようを考える書です。
色々なヒントが詰まっています。
<印象に残った一文>
「頑丈な鉄や鋼もしょせんは人間が作ったもの。」
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