科学的に人間関係をよくする方法 (角川新書) [ 堀田 秀吾 ]
コミュニケーションに自信が持てるようになる今日から使える技を一挙に公開
目次は次のとおりです。
第1章 コミュニケーションの基本ルールを理解する
(鏡効果をもたらす笑顔を使い倒そうーパルマ大学のリッツォラッティによるミラーニューロンの発見/背筋を伸ばすだけで自信が持てるーマドリッド自治大学のブリニョールらによる姿勢と人間関係についての研究 ほか)
第2章 思い込みは危険!科学が示す意外な事実
(褒めるときは間接話法で説得力をーウォルスターとフェスティンガーによる「漏れ聞き効果」の実験/「ツンデレ」は最強の接近法ーアロンソンとリンダーによる「ゲインロス効果」の実験 ほか)
第3章 相手と向き合うための理由づけ
(聞き上手は、相手も自分も幸せにするー東京大学の川名らによる「相づち」の実験/人に会って話せば幸せホルモンの分泌が活発にーバイスによるセロトニンの実験 ほか)
第4章 苦手意識はこうすれば克服できる
(心と行動の矛盾に気づき悪い縁・習慣を断ち切るーフェスティンガーによる「認知的不協和」の実験/想像以上の影響力!「なりきり」で自分を変えようースタンフォード大学のジンバルドーの監獄実験 ほか)
第5章 より深いコミュニケーションを目指して
(予想に反する話し方で、高評価を得るーデューク大学のオバーによる「パワフル・スピーチ」の実験/「たとえ話」で相手に強い印象を残すータルヴィングが提唱した「意味記憶」と「エピソード記憶」 ほか)
なぜあの人は上司の信頼を得られるの?
なぜあの人は部下から慕われるの?……
そんなもやもやに科学的な根拠を!
世界中の科学雑誌に掲載された心理学や言語学、行動心理学などの論文から、
コミュニケーションがスムーズになるものをピックアップ。
たとえば、アメリカの心理学者のアロンソンとリンダーが女子学生80人に行った実験によれば、
最初冷たい態度を取っていた人が最後に思いがけずやさしさを見せることで、印象度がアップすることをつきとめた。
いわば「ツンデレ」です。
逆にふだんはやさしいのに最後に冷たい言葉をかけられたときの印象の悪さは格別で、「ツンデレ」の10パーセント程度の印象のよさしか得られず、
それは、ずっと冷たかった人(ツンツン)より悪いほどだ。
これを人間関係に応用するなら、普段はビジネスライクな態度でも、ここぞというときに相手に寄り添った言葉をかければ信頼度が一気に増すというわけ。
コミュニケーションに自信が持てるようになる今日から使える技を一挙に公開してくれます。
色々なヒントが詰まっています。
<印象残った一文>
「人に対しても、仕事に対してもまごころを忘れない、そんなスローガンで働くことが大切です。」
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