銀行員はどう生きるか [ 浪川 攻 ]
いま、金融業界では何が起きているのか?
目次は次のとおりです。
第1章 メガバンク「大量人員削減」の衝撃
ー瓦解した銀行神話
(逃げ切り世代のはずが/お先真っ暗 ほか)
第2章 激変する銀行員人生
ー人員削減・配置転換の深層
(地方銀行の憂鬱/地銀の過半数が本業で赤字 ほか)
第3章 米銀の現状に見る邦銀の未来
ー支店長の年収は激減
(銀行業界を脅かすフィンテック・プレーヤー/銀行が焦る理由 ほか)
第4章 フィンテック時代の銀行
ー金融業の本質を問う
(アリババ集団に関する非公式勉強会/顧客本位ではなく銀行本位 ほか)
マイクロソフトの創業者、ビル・ゲイツが
「銀行機能は必要だが、今のかたちの銀行は消えてなくなる」
と唱えたのは、1994年のことだった。
それから20年以上経過した現在、予言は現実化しつつあるともいえる。
進化論的に生き残ったものは、
新たな環境に適合するためにその姿をガラリと変えてきた。
まさにいま、銀行はそのような時代に足を踏み入れつつあるのだ。
銀行は未だに学生の就職志望ランキングの上位にある。
「安定している」ことを理由に、志望する(入行した)人も多いだろう。
しかし、銀行員に安定した人生を期待できる時代は終わった。
本書ではその具体的な光景を、
先行する欧米の銀行の事例を取り上げながら描いてあります。
いま、金融業界では何が起きているのか。
今後生き残るのはどのような銀行なのか。
そして、銀行員はこれからどう生きていけばいいのか。
そのヒントを提供してくれます。
いろいろなヒントが詰まっています。
<印象残った一文>
「デジタル化の技術を活用してコスト削減をしつつ、最大の武器である顔が見える営業で質の高いサービスを提供してこその銀行位なのだ。」
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