世界が感動する日本の「当たり前」 (小学館新書) [ マンリオ カデロ ]
駐日大使の「トップ」が語る新日本論
目次は次のとおりです。
序章 日本の「当たり前」が、世界では素晴らしい
第1章 世界が求めている神道の精神
第2章 それでもMade in Japanは尊敬される
第3章 世界を魅了する和食
第4章 世界が憧れる日本の旅
第5章 外交官の使命と国際情勢
駐日大使154人の代表、駐日外交団長となって7年となる著者は、日本人以上に日本への造詣が深い。
母国サンマリノ共和国に伊勢神宮由来の神社が創建されたこと、また、『ニッポンまつり』を毎年開催できることを「光栄なこと」と喜ぶ。
20年に一度行われる伊勢神宮式年遷宮の儀にも招待されるなど、外国人でありながら日本の文化や精神性に精通している。
駐日外交団長として天皇皇后両陛下へ拝謁する機会も多く、毎年12月の天皇誕生日「茶会の儀」では大使の代表として祝賀スピーチの大役を仰せつかっている。
著者は、日本人が「当たり前」に思っている事象の中に「日本の真価」を見いだす。
そして、世界を魅了し続ける日本の文化、精神性、神道、観光資源を外交官の目で分析し、建設的な意見を提言。
そして、2020年4000万人インバウンド時代に向け、日本がもっと自信を持つよう勇気づける。
世界初の大使館や大使についての歴史、外交官の使命、駐日外交団の役割など、知られざる外交官の仕事についても明らかにする。
「日本の『当たり前』は世界では素晴らしいこと」と語る親日外交官による新日本論です。
いろいろな気付きを与えてくれます。
<印象に残った一文>
「大使は政治家ではありません。大使館という名の船長です。」
トラックバック(0)
このブログ記事を参照しているブログ一覧: 世界が感動する日本の「当たり前」 (小学館新書) [ マンリオ カデロ ]
このブログ記事に対するトラックバックURL: http://mtadmin.rsw.co.jp/mt-tb.cgi/13997
コメントする