科学・テクノロジー: 2008年4月アーカイブ

社会と関わり合う知の体系へ

科学・技術の200年をたどりなおす(村上陽一郎著)
<NTT出版>定価1,900円+税

目次は次の通りです。

第1章 科学のきた道、技術のきた道
―前史(別々の道を歩んできた科学と技術/“公共のもの”になることで制度や力が付いてくる)

第2章 “力”の謎にいどむ
―物理学の成立と展開(自然をあますところなく正確に記述する/自然という難問 ほか)

第3章 生命をどう捉えるか
(生命はどこからくるのか―前史/似ている・似ていないが受け継がれるわけ―遺伝学の成立と展開)

第4章 0と1で世界を認識する
―情報を巡る科学・技術(通信技術の発展―前史/情報理論の誕生)

第5章 科学・技術を外から見る視点
(科学史という視点/科学哲学という視点 ほか)

19世紀から現代に至る
科学・技術の進展がもたらした
意味と課題を問う本です。


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アメリカが盗んだ

宇宙人ユミットのプラズマ科学(ジャン・ピエール・プチ著)
<徳間書店>定価1,600円+税

目次は次の通りです。


プロローグ 地球外起源科学と超国家戦略の見えざる交差

第1章 ブライトンの学会
―最先端科学者が証言した米国最新秘密兵器の全貌とUFO

第2章 「アジャックス」プロジェクト
―体制崩壊で頓挫したロシアのUFO計画

第3章 双子の宇宙
―宇宙人ユミットの超空間移動理論はこうして具現化されている

第4章 宇宙人の残骸
―MHDによる先端的推進装置の確立と大衆情報操作の連関

第5章 宇宙人ユミットの手紙
―45年間地球外知的生命が遂行し続ける実験の真意

第6章 核の冬
―人類絶滅の危機を抑止するプログラムが作動する瞬間

第7章 闇の支配エリートが描く国家の夢
―プラズマ完全活用!米国軍事力の絶対的優位を支える超極秘シナリオ

エピローグ 人類進化の過程を劇的に変えてしまった防衛メカニズム

アメリカ絶対的優位の支配構造を裏支えし、
超国家戦略の根幹を成す軍事・宇宙・科学開発の凄まじき舞台裏
―地球上の最先端科学に、地球外起源科学をも呑み込んでゆく全能システム―
を炙り出した禁断の告発サイエンス・ノンフィクションです。

監視網・妨害工作・黙殺の脅威を潜り抜け、
全世界に向け公開した宇宙物理学者、魂の力作です。


ちょっと内容的には難しい感じがした本ですが、
科学分野がお好きな方にはいいかもしれません。

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絵と文章でわかりやすい

催眠(武藤安隆著)
<ナツメ社>定価1,300円+税

目次は次の通りです。


第1章 催眠の不思議
(催眠とは何か(催眠と変性意識状態)/催眠性トランス ほか)

第2章 催眠の歴史
(原始時代からあった催眠/国王が行なうロイヤル・タッチ ほか)

第3章 催眠暗示と現象
(観念運動応答法/筋力と柔軟性の変化 ほか)

第4章 催眠誘導と催眠深化法
(振り子法/呼吸法 ほか)

第5章 催眠の活用法
(自律訓練法の習得/勉強嫌いを治す ほか)

催眠のしくみや歴史といった基礎的な知識から、
さまざまな催眠療法、催眠のかけ方まで、
催眠の全てをわかりやすく解説した本です。


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数のサブリミナル効果

アイドルのウエストはなぜ58センチなのか(飯田朝子著)
<小学館>定価750円+税

目次は次の通りです。


1 「語呂合わせ」は音の数リミナル効果
2 和語数詞のミステリー
3 ヤマタノオロチの首は何本か

4 数に宿る縁起と意味
5 アイドルのウエストはなぜ58センチなのか

6 あなたの隣にも数リミナル効果
まとめ 文化的記号としての数―音と形からのアプローチ

「千の風になって」が「万の風になって」だったらヒットした?
「八」と「8」では意味が違うの?
「四捨五入して40歳」がショックな理由は?
4択問題で正答率が高いのは何番?

『数え方の辞典』著者が迫る、
数とココロの不思議な関係です。

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5感を超えた診断の技術

見えないものを見る技術(伊藤泰郎著)
<講談社>定価800円+税

目次は次の通りです。


第1章 見ることと診断すること
(診断に何が期待できるか/先を読むこと ほか)

第2章 人の体の診断
(音のテクノロジー/超音波エコーによる診断 ほか)

第3章 重要機器やシステムの診断
(非破壊試験の技術/停電をなくす大型電気機器の診断 ほか)

第4章 大気環境の診断
(オゾン層の測定/大気中の窒素酸化物 ほか)

血液の流れ、脳の活動、胎児の成長から
原子力発電所などの発電機、トランス、ケーブル、
大気中の二酸化炭素や汚染物質、オゾンまで、
見えないものの量や異常を診断するための最新技術を知ることができます。

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生物学入門書

文科系のためのDNA入門(武村政春著)
<ちくま新書>定価720円+税

目次は次の通りです。


第1章 DNAとは何か―どうして親と子は似るのか
(遺伝子・DNA・タンパク質/ねじれたDNAと膨潤した核)

第2章 複製するDNA―それはどのように親から子へと受け継がれるのか
第3章 格納されたDNA―DNAは核の中で一体何をしているのか

第4章 人間社会とDNA―それは私たちとどう関わっているのか
第5章 DNA・今昔物語―それはどこからきたのか

前世紀の大発見にして、今やすっかりお馴染み、
わかったつもりになっているDNA。

でも、親と子が似るのはなぜか、
DNA鑑定は何を特定できるのか、
明確に答えられるでしょうか。

身近で科学的な疑問に答えながら、
卓抜なアナロジーを駆使してDNAワールドを解説する本です。

複雑にしてダイナミックなDNAの振る舞いをつぶさに見つめ、
さらにその起源にまで迫る壮大にして
エンターテインメントな生物学入門書です。

とても手軽に読めますよ。

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複雑系への挑戦

非線形とは何か(吉田善章著)
<岩波書店>定価3,300円+税

目次は次の通りです。


1 非線形とは
(自然と科学/スケールをもつ現象、そのための理論/線形理論の領野/非線形―その現象と構造)

2 規則性からカオスの深淵へ
(秩序を読み解く―幾何学化された自然/関数―秩序の数学的表現/分解によって現れる秩序/変動の中で変わらぬもの/対称性と保存則)

3 複雑系に向きあう科学
(予測困難な現象/ランダム(不規則)という仮説/集団現象)

4 ミクロとマクロの連接
(構造とは何か/トポロジー―差異を見定めるための体系/現象のスケール/法則のスケール/階層の連関と複雑性)

近代科学に対するアンチテーゼとして
「複雑さの科学」というレトリックが氾濫します。

しかし、その深層にある非線形という数学的構造は
曖昧にされることが多いのです。

線形と非線形、乱れと秩序などを対比させながら、
その本質をできるだけ多くの方に知ってもらおうと
書かれた意欲作です。

最小限の厳密な解説は、
各章にノートとして付してあり便利です。


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左右の不思議

左右学への招待(西山賢一著)
<風濤社>定価1,553円+税

目次は次の通りです。

自然と生命と文化を対角線につなぐ
右優位の文化は普遍的か
二分法でいくか三分法か

左右学の枠組みを考えよう
左と右を大いに語り合う
自然に左と右が現れる

文字から左と右を考えよう
思想としての左と右

身体に埋め込まれた社会
生き延びるために

自然や生命、文化の中に現象としてある
左と右は、なぜ、どうして、という不思議に満ちています。

物理学・化学・生物学・生理学・認知科学・
民俗学・文化生態学の新しい知見を武器に解明を試みる本です。


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