医学・薬学: 2013年2月アーカイブ

医療の常識を覆す異色の医師対談

目次は次のとおりです。


第1章 がんの誤解を解く
(どうせ死ぬなら「がん」がいい/治療しなければ、がんはけっこうな病気/がんが痛むのではない。治療で痛む ほか)

第2章 医療に殺される
(「がんにかかるとすぐ死ぬ」イメージは医療が作った/99の死屍累々は隠して1の成功例だけを強調/胸部CT検査2回で「避難」レベルの被ばく ほか)

第3章 日本人と死
(死に目に立ち合う症候群/臨終のすったもんだ/胃ろうと「生かすことはいいことだ」 ほか)

がん、
そして医療の常識を覆す異色の医師対談。
がんは放っておくと増殖・転移し、
痛みにのたうち回って死に至る…
という悲惨なイメージは、
医療界のでっちあげだった。

20年来、「『がん死』のお迎えは最高。
ただし、治療しなければ」(中村)、
「がんの9割に抗がん剤は効かない。患者よ、がんと闘うな」(近藤)と言い続け、
実際に多くの「がん放置患者」の
穏やかな臨終を見届けてきた2人が、
がんという病、医療の実態、
そして人間の死について語り尽くす本です。

がんに対しての先入観が取れる本です。

<印象に残った一文>
「医局って本物のヤクザの親分が「羨ましいですな。そんな世界があるんですね。」って感心する“ヤクザ組織”ですもんね。」

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