歴史・地理: 2015年3月アーカイブ

新感覚ミステリー

目次は次のとおりです。

メッセージはベルトの跡に
グンカンドリの気が早い犯罪
青山士よ、永遠に

ウェールズの長すぎる証拠
大将の地図記号
ナトロン湖畔に愛の像

老富豪は土蔵に閉じ込められて死んでいた。
事故と思われたが、なぜか床は一面、真っ赤に塗られていて
ー完全犯罪に挑むのは「地理」をこよなく愛する地理ガール探偵、西川麻子。
遺言状に隠された地図記号の暗号、
アフリカの湖にまつわる意外すぎる犯罪ほか、
世界地理のトリビアで6つの謎を解き明かす。
なかなか面白い切り口の本です。
中二の娘に紹介した所、ハマっていました。(笑)

<印象に残った一文>
「地図というのは、その時代を生きている人のニーズによって生まれ変わる。」

私のサイトです。
よろしければご覧下さい。

古代ローマから現代まで

目次は次のとおりです。

大国の経済学
経済的行動と制度
ローマ帝国の没落

中国の宝
スペインの落日
奴隷による支配ーオスマン帝国のパラドックス

日本の夜明け
大英帝国の消滅
ヨーロッパー統一と多様性

カリフォルニア・ドリーム
米国に必要な長期的視野
米国を改善する

日本は没落の危機を克服できるか?
古代ローマ、明朝中国、スペイン、オスマン帝国、大英帝国、ユーロ圏、そして日本、米国まで。
最新の経済学をもとに、
経済的不均衡が文明を崩壊させることを解き明かす書です。
歴史の奥深さを感じます。

<印象に残った一文>
「近代化に担い手になるはずだった人々は不安的な状況だけはなく、秩序を破壊する結果になるかどうかで革新の是非を判断する。」


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解説=「決断の環境を探る」収録

目次は次のとおりです。

第7章 ワシントンDC、一九四一年夏ー秋ールーズヴェルト、宣戦布告なき開戦を決断
第8章 東京、一九四一年秋ー日本、開戦を決断
第9章 ベルリン、一九四一年秋ーヒトラー、合衆国に宣戦布告を決断

第10章 ベルリン
東プロイセン、一九四一年夏ー秋ーヒトラー、ユダヤ人絶滅を決断

なぜそれぞれの「選択肢」が排除されてきたか?
わずか19ヶ月のうちに、
第二次大戦の帰趨と戦後の支配と構造を方向づけた「決断」を徹底検証する書です。
ドイツ現代史の第一人者による、示唆に富む労作です。
歴史の重さを感じます。

<印象に残った一文>
「恐慌が社会政治の不安感を募らせ、国際経済を英米が牛耳っているという不信の念がこの10年というもの日本に広がっていた。」

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口絵写真・地図収録

目次は次のとおりです。

第1章 ロンドン、一九四〇年春ー英国、戦争を決断
第2章 ベルリン、一九四〇年夏、秋ーヒトラー、ソ連攻撃を決断
第3章 東京、一九四〇年夏、秋ー日本、「絶好の機会」を捉えることを決断

第4章 ローマ、一九四〇年夏、秋ームッソリーニ、分け前獲得を決断
第5章 ワシントンDC、一九四〇年夏ー四一年春ールーズヴェルト、手助けを決断
第6章 モスクワ、一九四一年春ー夏ースターリン、自分が一番よく知っているとして決断



英米ソ、日独伊の各国指導者たちが、
直面した「選択肢」から実際の「決断」を下した理由とは?
「決断」に至る過程と関連性を精緻に究明する書です。
ナチス・ドイツ研究の権威による、卓越した論考は、かなり読み応えがあります。

<印象に残った一文>
 「第二次大戦は、いまだに我々が実感できる様々な方面で21世紀を書き替えた。」

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