歴史・地理: 2016年1月アーカイブ

兵粮のさまざまな側面から戦国大名と社会のあり方を捉え直す

戦国大名の兵粮事情 [ 久保健一郎 ]

戦国大名の兵粮事情 [ 久保健一郎 ]
価格:1,836円(税込、送料込)

目次は次のとおりです。

兵粮への視線ープロローグ
戦国大名登場までの兵粮
戦時の兵粮・平時の兵粮

戦国社会の経済状況
兵粮の到達点
兵粮のゆくえーエピローグ

戦時の食糧であり、勝敗を左右する重要物資でもあった兵粮。
戦国大名は、これをいかに取り扱い、戦に臨んだのか。
調達法や備蓄、食糧以外の用途など、
兵粮のさまざまな側面から戦国大名と社会のあり方を捉え直す書です。
面白い切り口の本です。

<印象に残った一文>
「うまく食っていくことができれば、それだけ戦争は有利に戦えるし、敵を食えなくさせることができても同様である。」

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日本史上稀なる人物を読み解いた力作

織田信長の外交 [ 谷口克広 ]

織田信長の外交 [ 谷口克広 ]
価格:950円(税込、送料込)

目次は次のとおりです。

第1章 家督相続後の戦いと外交
第2章 上洛と周囲との外交
第3章 信長包囲網をめぐる外交

第4章 「天下人」としての外交
第5章 北陸から西国にわたる戦いと外交
第6章 全国統一の進展と外交/終章 信長外交の評価

織田信長の外交は、後継者たる豊臣秀吉・徳川家康を含め、どの戦国大名とも異なります。
具体的には、武断派のイメージがウソのような「待ち」の姿勢、
相手や状況によって施策を変える「柔軟さ」から、
権謀術数を用いた「力の外交」までを縦横無尽に展開したのです。
しかし、戦争と外交は車の両輪であることを熟知していた合理主義者・信長ですら、
一目を置いた人物がふたりいます。
それは誰か?
そして、信長外交が最後に到達した形とは何か?
一貫して信長を研究してきた著者が、
現代にも通じる教訓とともに、
日本史上稀なる人物を読み解いた力作です。
信長の凄さを実感します。

<印象に残った一文>
「合理主義こそが、信長をして全国統一に向けた現瞳力になったと考えて良いだろう。」

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米外交機密文書が明かす真実

目次は次のとおりです。

はじめにーアメリカは頼れる同盟国か?
第1章 アメリカは日本を守ってくれるか
第2章 米機密文書は語る

第3章 アメリカ依存を誘導する戦略
第4章 裏切りの沖縄返還
第5章 「繊維」の欺きと報復の「ニクソン・ショック」

第6章 米中の狭間で翻弄される日本
第7章 尖閣諸島問題におけるアメリカの本音
結論に代えてー同盟の疲労

「アメリカが日本を守ってくれる」それは日本人の思い込みにすぎないのです。
膨大な米外交機密文書の数々は日米安保よりも自国の利益を優先する大国のエゴを浮き彫りにしています。
安保法制を根底から揺るがす一冊です。
一般報道では知ることのできない内容です。

<印象に残った一文>
「在日米軍は「日本を防衛するために日本に駐留しているわけではなく、韓国、台湾、及び東南アジアの戦略的防衛のために駐留している。」」

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「徳川の平和」を支える仕組み

「徳川の平和」を考える [ 落合功 ]

「徳川の平和」を考える [ 落合功 ]
価格:1,620円(税込、送料込)

目次は次のとおりです。

第1部 「徳川の平和」とは
第2部 「徳川の平和」の幕開け
第3部 徳川の軍隊とは

第4部 「徳川の平和」を支える仕組み
第5部 平和とは生きるということ
第6部 「徳川の平和」と大開墾時代の幕開け

第7部 江戸時代の諸相
第8部 徳川将軍権力の覇権性

平和とは何か。
江戸時代、なぜ250年間もの平和を継続できたのか。
「徳川の平和」を支える仕組みを、
戦国時代から明治時代までの歴史的な流れのなかで考える書です。
いろいろな気づきを与えてくれます。

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池上流、世界の歩き方!

目次は次のとおりです。

ソウル 大韓民国
台北 台湾
北京 中華人民共和国
バリ島 インドネシア共和国

香港 中華人民共和国
ホーチミン ベトナム社会主義共和国
シンガポール シンガポール共和国

バンコク タイ王国
ティンプー ブータン王
カトマンズ ネパール連邦民主共和国〔ほか〕

『BAILA』で連載された同名企画の単行本化です。
池上彰が歩いた44の都市を、
文化や歴史、政治形態などを交えて紹介してくれます。
観光だけにとらわれない、街の見方を提案する一冊です。
なんだか自分で現地に行ったような気になります。


<印象に残った一文>
「街を見ることで、その国が見えると、やがて世界が見えてくるのです。」

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