歴史・地理: 2018年4月アーカイブ

わたしたちの〈あたりまえ〉に挑む

目次は次の通りです。

いま、なぜ先住民か
第1部 国際社会に立つ先住民
(先住民、先住の民、民の平等の完成形ー先住民の権利に関する国連宣言を読み解く/声を上げた日本の先住民族ー国際連合での運動がもたらした成果と課題)

第2部 国家に対峙する先住民
(ビジネスと文化の交錯ーニュージーランドのマオリに見る海をめぐる二つのコンフリクト/近代国家の成立と「先住民族」-台湾と沖縄の歴史と現状/先住民の歴史を裏づける資料とはー米国のパスクア・ヤキとテキサス・バンド/先住民化の隘路ーモロッコのアマズィグ人に見る植民地遺産の継承と新たな民族観の創出)

第3部 先住民という選択の可能性
(国家を超えた先住民族ネットワークーインド/ミャンマーのナガ民族とアジア先住民族連合/包摂と排除の政治力学ーインドにおける指定トライブ、ビールの表象をめぐって/誰のための伝統文化かーグァテマラのマヤ系先住民に見る生業の選択/先住性と移動性の葛藤ーボツワナの狩猟採集民サンの遊動生活と土地権運動)

アイヌやマオリなど「先住民」として権利を主張する人々。
彼らは世界をどのように見ているのだろう?
先住民を主体とする見方と、先住民という概念を切り口とする見方の双方を、
フィールドワークをもとに描き出す。
これまでとは違った世界が見えてくるかもしれない。
色々な気づきを与えてくれます。

<印象に残った一文>
「アイヌモシリとはアイヌ語で、人間の住む大地」

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必読の歴史小説

伊能忠敬が江戸時代後期、隠居後の56歳から16年かけて測量し、没後に陽の目を見た『大日本沿海輿地全図』。
明治、大正まで利用された史上初の日本総図完成は、国の将来を憂えて世を去った徳川幕府中興の英主のふたつの悲願のひとつだった。
もうひとつを忠敬が師と仰ぐ19歳下の天文学者が担ったからこそなし得た困難をきわめた測量には、
隠居前の経験が活かされ、その仕事ぶりに若き師も感化されていったー
シニアの活躍が期待される今こそ、必読の歴史小説!
色々なヒントが詰まっています。

<印象に残った一文>
「星や暦を好み、測量にはいつも喜びを顔に浮かべてでかけていった。」

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瀬長亀次郎の生涯

目次は次の通りです。

プロローグ 瀬長亀次郎とは何者だったのか
第1章 沖縄を魅了した演説
第2章 米軍vs.カメジロー

第3章 獄中日記
第4章 「抵抗者」の軌跡
第5章 那覇市長・カメジローの奮闘

第6章 父として、夫として
第7章 国会へー佐藤首相と対峙

第8章 亀次郎の思想
エピローグ 亀次郎の遺したもの

全国で大行列、「天声人語」で絶賛された話題の映画を書籍化。
「この沖縄の大地は、再び戦場となることを拒否する!基地となることを拒否する!」
わがもの顔で闊歩するアメリカ軍に、たった一人で抵抗したカメジローの「魂の言葉」です。
色々な気づきを与えてくれます。

<印象に残った一文>
 「米軍はマングースと一緒だ。」

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天下人の条件を徹底検証する井沢流戦国史講義

目次は次の通りです。

第1章 なぜ、乱世は始まったのかーきっかけは信長の先駆者・足利義教の暗殺
第2章 戦国大名たちへの誤解と真実ー今の常識と昔の常識で歴史を見る
第3章 武田信玄の天下取りの限界ーあと十年生きていれば、どうなっていたか

第4章 なぜ、上杉謙信は「正義」を貫いたのかー毘沙門天への信仰と関東管領としての誇り
第5章 信長の大いなる野望ーなぜ、他の戦国武将は信長に勝てなかったのか

第6章 信長は今なお誤解されているー宗教に対する無知が歴史を見えなくさせる
第7章 「本能寺の変」の謎ー黒幕はいたのか、明智光秀の単独犯行か

武田信玄、上杉謙信、今川義元などの名将たちは、なぜ織田信長に勝てなかったのか? 
天下人の条件を徹底検証する井沢流戦国史講義です。
目からウロコの情報が満載です。

<印象に残った一文>
「「天下取り」とは信長のみの発想だった」

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世界から見た日本の価値を再発見する一冊

目次は次の通りです。

序 ハーバード大学と日本人
第1講義 教養としての『源氏物語』と城山三郎ー日本通史 アンドルー・ゴードン
第2講義 『忠臣蔵』に共感する学生たちー江戸時代 デビッド・ハウエル

第3講義 龍馬、西郷は「脇役」、木戸、大久保こそ「主役」-明治維新 アルバート・クレイグ
第4講義 ハーバードの教授が涙する被災地の物語ー環境史 イアン・ジャレッド・ミラー
第5講義 格差を広げないサムライ資本主義ーアジア研究 エズラ・ヴォーゲル

第6講義 渋沢栄一ならトランプにこう忠告するー経営史 ジェフリー・ジョーンズ
第7講義 昭和天皇のモラルリーダーシップーリーダー論 サンドラ・サッチャー
第8講義 築地市場から見えてくる日本の強みと弱みー和食の歴史 テオドル・ベスター

第9講義 日本は核武装すべきかー日米関係史 ジョセフ・ナイ
第10講義 世界に日本という国があってよかったー経済学 アマルティア・セン

世界最高の学び舎、ハーバード大学の教員や学生は日本史から何を学んでいるのか。
『源氏物語』『忠臣蔵』から、城山三郎まで取り上げる一方、
玉音放送を読み上げて日本の天皇制について考えたり、
和食の奥深さを噛み締めたり…。
授業には日本人も知らない日本の魅力が溢れていた。
ハーバード大の教授10人のインタビューを通して、
世界から見た日本の価値を再発見する一冊です。
目からウロコの情報が満載です。

<印象に残った一文>
「渋沢が理想として掲げていたのは、責任感を伴った株主資本主義です」

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