社会・政治: 2008年8月アーカイブ

金融緩和政策の大失敗

円安バブル崩壊(野口悠紀雄著)
<ダイヤモンド社>定価1,600円+税

目次は次の通りです。


第1章 円安バブル頼りだった景気回復
第2章 サブプライムローン問題が円安バブルを破壊した
第3章 「金融立国」は必要だが、可能か?

第4章 ただ驚嘆するほかはない「グーグル」
第5章 地域間格差の是正はバラまきでなく創意で

第6章 年金改革をいかに進めるべきか
第7章 政策論議の基本とすべき思考法

異常な円安誘導・低金利政策で、
見せかけの好景気を享受してきた日本ですが、
サブプライムショックが引き金となり、
歪みきった日本経済は深刻な危機に陥りました。

1ドル70円台でも生き残る道はあるのかを探ります。

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チョムスキー節全開

すばらしきアメリカ帝国(ノーム・チョムスキー著)
<集英社>定価1,600円+税

目次は次の通りです。


第1章 アメリカが掲げる帝国の野望
第2章 「付随的損害」という欺瞞
第3章 「レジーム・チェンジ」が意味するもの

第4章 侵略戦争の解釈
第5章 歴史から消される真実がある
第6章 善意のドクトリン

第7章 知的自己防衛のすすめ
第8章 民主主義と教育と核兵器
第9章 違った世界が実現できる


「国際法違反、侵略行為、凶悪犯罪、人権侵害といった、
どのような原則によって『ならず者国家』を定義づけたとしても、
アメリカは完全に該当します」

―皮肉とユーモアにみちた独特の「チョムスキー節」全開の本です。


著者のブラックユーモアは面白いですよ!


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華やかな悲劇のすべて

王妃マリー・アントワネット(藤本ひとみ著)
<角川書店>定価1,600円+税

決断力のない夫、崩壊していく家庭、迫りくる新時代の波、
華麗な生活の陰で繰り広げられる凄絶な戦い。

孤独の中で王妃が最後の支えとしたものは何か?
禁断の恋に燃え、革命に散った命の物語です。

かなり細かい点まで良く調査されている本です。
マリー・アントワネットフアンにはたまらない本だと思います。

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管財人12年の闘い

破産者オウム真理教(阿部三郎著)
<朝日新聞出版>定価2,300円+税

目次は次の通りです。

二人の弁護士の来訪―私たちはオウム真理教の被害者債権者の代理人です
坂本弁護士一家殺害事件―思い出すたびに怒りで身が震える
解体前夜―山梨県上九一色村でサリン残留物が見つかる

オウム真理教とは―発足から十一年で信者一万四千人に
目黒公証役場事務長拉致事件―非道な拉致事件が一連の捜査の発端となった
爛熟の果て―化学兵器による無差別テロ、「地下鉄サリン事件」

教団施設、強制捜索―暴かれた教団の実態、凶悪事件の数々。そして、逮捕された教祖
宗教法人解散命令―教団解体が始まった
動き始めた破産法―教団の財政基盤を奪う「管財人による破産手続き」
東京弁護士会会長からの電話―「至急お目にかかりたい」〔ほか〕


国家と国民に対して反乱を起こしたオウム真理教は、どのようにして解体されたのか?

12年間にわたり、オウム真理教の管財人として職務の執行に当たってきた著者が、
その舞台裏を明らかにします。


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摩訶不思議な若者の心情

若者はなぜ正社員になれないのか(川崎昌平著)
<ちくま新書>定価700円+税

目次は次の通りです。

序章 定職がほしい
1章 とにかく落ち続ける
第2章 「やりたいこと」が見つからない

第3章 面接という名の地獄
第4章 ハローワークへ行こう
第5章 ウチで働いてみませんか?


学新卒の就職戦線は空前の売り手市場ですが
その陰で、就職氷河期に正社員の座を得られなかった若者たちは、
新卒者に偏った企業の採用慣行の壁にはばまれ、
再チャレンジの機会を十分に与えられずにいるとされます。

彼らの直面している「現実」とはいかなるものか?

大学を出た後、日雇いバイトで稼ぎつつ
ネットカフェに寝泊りするという生活を続けてきた著者が、
一念発起、正社員の身分を手に入れるべく行った就職活動の実録です。


摩訶不思議な若者の心情に触れることができる本です。

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1日2回15分疲れがとれて体がラクになる!


性風俗史年表 明治編(下川耿史著)
<河出書房新社>定価4,500円+税

目次は次の通りです。


江戸、大坂に外国人向けの遊郭が開業
戊辰戦争の負傷兵の看護に元娼妓が活躍
横浜でわいせつなチョンキナ踊りが流行

ヨーロッパでオナニー害悪論が大流行
茶汲み女や地獄と呼ばれる私娼が急増
新婚の妻が歓喜の接吻で舌をかみ切る

男性同性愛をホモセクシュアルと命名
西郷隆盛、木戸孝允らの要人が吉原通い

人胆、陰茎、脳髄の密輸が禁止される
日本人小児34人が清国へ密輸される〔ほか〕

エロスと権力のせめぎ合い。
文明開化、富国強兵にひた走る時代の裏側が見えてきます。


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実践・臆病者のための黄金の投資額

世界バブル経済終わりの始まり(松尾民輔著)
<講談社>定価1,500円+税

目次は次の通りです。


第1章 世界同時株安は、世界的バブルの終わりの始まり
第2章 いまはすべてを手仕舞って備えるとき!
第3章 一〇億ドルの金山を持つ男はこうして生きてきた

第4章 投資対象の選び方―戦略商品としての「金」
第5章 豊かになりたい臆病者のための「世代別資産運用法」


NYダウ暴落、不動産市場崩壊。
下流から成り上がる最後のチャンス。

株式・債券の世界で数々の伝説をつくり、
10億ドルの埋蔵量を誇る金鉱山を持つ男が、
プロの秘密を初めて明かします。

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イラク戦費3兆ドルの衝撃

世界を不幸にするアメリカの戦争経済(ジョセフ・E・スティグリッツ著)
<徳間書店>定価1,700円+税

目次は次の通りです。

序 アメリカ経済を弱体化させた戦争という巨大ビジネス
第1章 ブッシュは三兆ドルをどぶに捨てた
第2章 二つのシナリオで予測するアメリカの暗い未来―国家予算にかかる戦争のコスト

第3章 兵士たちの犠牲と医療にかかる真のコスト
第4章 社会にのしかかる戦争のコスト
第5章 原油高によって痛めつけられるアメリカ―イラク戦争のマクロ経済的影響

第6章 グローバル経済への衝撃
第7章 泥沼からの脱出戦略
第8章 アメリカの過ちから学ぶ―未来のための一八の改革案
付録

イラク戦争におけるアメリカの出費は、
12年にわたったベトナム戦争をすでに上回り、
負傷兵の治療費や退役軍人の手当てなどを考慮すると、
少なくとも3兆ドルにのぼります。

しかし、戦況は混沌としたままで、復興の道は見えません。

この実りなき戦争に費やされた膨大な経費は、
アメリカ経済、そして世界経済にいかなる衝撃をあたえているのか?

ブッシュ政権によるコスト隠蔽操作をあばき、
戦争という巨大ビジネスが引き起こす負の連鎖を看破する
ノーベル賞経済学者スティグリッツの衝撃作です。

イラク戦争の本音が垣間見れす本です。

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だまされないための裏読み経済学

デフレは終わらない(上野泰也著)
<東洋経済新報社>定価1,600円+税

目次は次の通りです。


第1章 デフレは終わらない―日本経済の本当の現状と未来予測
(「デフレが終わりこれからはインフレ」は本当か?/「戦後最長の景気拡大」は本当か?/「このまま雇用の売り手市場が続けば賃金は上昇する」は本当か?/「人口減少でゆとり社会が到来する」説に異議あり)

第2章 金利は上がらない―株・金利・為替・地価はこう動く
(「ゼロ金利は異常で金利は上昇するのが正常」は本当か?/「ドルに並び基軸通貨として有望なユーロは上昇し続ける」は本当か?/「有事のドル買いは終わり」「これからは有事のドル売り」は本当?/「地価の右肩上がり神話」は復活したのか?/コメンテーターの、こんな言葉には要注意)

第3章 それでも日銀は利上げを急ぐ―経済政策の裏事情と有効性
(「長期金利が1%上昇すると財政負担は1兆数千億円増加する」は本当か?/本当に日銀は、早く利上げをすべきなのか?/日銀は本当に政府から独立できているのか?/日銀の金融政策決定は合議制ではない?/為替介入には効果がないのか?)

第4章 デフレ時代、私ならこうする―これからの政府、国民のとるべき道
(生活設計についての提言/資産運用についての提言/経済政策についての提言)

原油・原材料が高騰してもインフレにならない!
給料・金利・地価は上がらない!

エコノミストランキング6年連続1位の著者が、
日本経済の現在と未来の本当の姿を解き明かす本です。


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未来をつくる公共政策論入門

闘う経済学(竹中平蔵著)
<集英社インターナショナル>定価1,500円+税

目次は次の通りです。

序章 経済学と現実政治との隙間で―経済学の力
第1章 ケインズ的常識と闘う―マクロ経済政策の基礎
第2章 「増税論」と闘う―財政政策

第3章 金融危機と闘う―不良債権と金融再生
第4章 失業と闘う―産業と政策
第5章 役人と闘う―地方財政改革

第6章 “既得権”と闘う―郵政民営化の経済学
第7章 抵抗勢力と闘う―経済財政諮問会議の役割

第8章 千変万化の政治と闘う―政策決定プロセス
終章 権力と闘う―改革の戦術とリーダーの条件

日本の政治的混迷から脱却できる「リアリズム経済学」とは?
経済学の基本的な考え方をはじめ、実際の経済現象や経済政策との関わり、
経済学以外の政策問題に重要な知識や考え方を解説する本です。

政治での実体験をもとに、現代政治の問題点を鋭く指摘する本です。

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アフリカの現実と問題の核心

アフリカ苦悩する大陸(ロバート・ゲスト著)
<東洋経済新報社>定価2,200円+税

目次は次の通りです。


第1章 吸血国家―エリートによる、エリートのための独裁主義
第2章 ダイヤを掘る、墓穴を掘る
第3章 「眠れる資産」が繁栄へ道を拓く

第4章 セックスは死と隣り合わせ
第5章 宿怨の三つの温床―部族主義、派閥主義、人種主義
第6章 どうする?援助と自由貿易

第7章 でこぼこ道と盗人警官
第8章 ハイテク技術は「貧困」を救えるか?

第9章 南アフリカは「希望の星」になれるか?
結論 一歩ずつ確実に―「豊かな」未来へ向けて

アフリカの希望を誰が奪っているのか?

腐敗した政府、民族対立、貧困、HIV等々、
停滞するアフリカの現実と問題の核心に触れる書です。


報道されないアフリカの現実を目の当たりにして、
ちょっとショックを覚えてしまう本です。


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厨房からのぞいたホワイトハウス11年

大統領の料理人(ウオルター・ジャイブ著)
<KKベストセラーズ>定価1,800円+税


ヒラリーの意外な一面が満載の、
クリントンとブッシュに仕えたシェフの回想録です。

普段は知ることのできなホワイトハウスの裏側を垣間見れますよ!


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“支配”の実体

G8サミット体制とはなにか(栗原康著)
<以文社>定価1,600円+税

目次は次の通りです。

第一章・・・世界政府 サミット
第二章・・・サミット体制の成立
第三章・・・第三世界の新自由主義
第四章・・・G8諸国の新自由主義

金融危機、食糧危機、環境危機・・・・・。
さまざまな「危機」が叫ばれる現在、
“世界を代表する”G8サミットの役割はますます増してきているようにみえます。

しかし、話はそれほど単純ではありません。
そもそも、こうした「危機」自体がG8(主要国)によって作られ、
G8によって煽動されてきたものだからです。

本書ではそれを“サミット体制”と名づけ、
こうした「危機」の言説のもとで進行する“支配”の実体を分かりやすく解説してくれます。

4本のコラムや文献案内も入った充実の内容です。

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仏教文化とチベット民族が消滅する日

中国が隠し続けるチベットの真実(ペマ・ギャルポ著)
<扶桑社新書>定価720円+税

目次は次の通りです。

序章 北京オリンピックとチベット騒乱
第1章チベット問題とは何か

第2章ダライ・ラマー転生活仏というシステム
第3章中国はなぜチベットを欲しがるのか


チベットの人々は今世界に何を訴えているのか?
2008 年3月14 日、チベットで起きた中国政府に対する抗議デモは
なぜ大規模な“騒乱”に発展したのか?
そもそも「チベット問題」とは何なのか?

中共のチベット侵攻の経緯と真実です。

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小沢一郎を徹底解剖

小沢一郎独走す(浅川博忠著)
<東洋経済新報社>定価1,400円+税

目次は次の通りです。

1) 運命
2) 師弟
3) 研鑽

4) 分裂
5) 剛腕
6) 抗争

7) 忍耐
8) 再戦
9) 決戦

“真の改革者”か、“ただの壊し屋”か。
小沢一郎を巡る評価は、絶えず二分されています。

常に非難を浴びながら、20年以上、
日本の主役であり続ける男を徹底解剖する本です。

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外務省の裏事情を垣間見れる本

私は外務省の傭われスパイだった(原博文著)
<小学館>定価1,500円+税

目次は次の通りです。


第1部 逮捕された日本人スパイ
(拘束/スパイ摘発のプロ・中国国家安全省/拘置所での生活/妻と外務省の裏切り/自殺未遂/判決と暴行)

第2部 ホームレスから社長、そしてスパイに転じた波乱の半生
(残留孤児二世として帰国/新聞を発行/若手エリート外交官/「日本人」としての誇り/中国の国家機密)

第3部 中国「獄中生活」の知られざる実態
(拘置所の仲間たち/北京市第二監獄/刑務所仲間は二十数ヵ国四十二人の外国籍囚人/日本大使館の非道な態度/妻への思い/外国籍囚人の権利獲得闘争/監獄での探偵経験―“犯人”は模範囚だった/良郷監獄での半年間)

第4部 「棄民」と「裏切り」の日本外交
(国会答弁とその余波/特別対談 佐藤優が見た「原博文事件」)

著者は中国残留孤児2世。
27歳だった91年に母とともに「帰国」したものの、
ホームレス生活を経験するなど祖国の辛酸をなめます。

そんなとき、外務省国際情報局のエリート分析官と出会います。

彼は「中国政府の内部文書がほしい」と持ちかけ、
「あなたこそ日本の誇りだ」などおだててスパイに仕立て上げます。

スパイとなった著者は、96年に中国国家安全省に逮捕されますが、
外務省は助けようとしなかったのです。


外務省の裏事情を垣間見れる本です。


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国家なしに個人はありえない

国、死に給うことなかれ(渡部昇一著)
<徳間書店>定価1,600円+税

目次は次の通りです。


第1章 日本はなどて「偽装国家」となりしか
第2章 「南京問題」は過去の問題にあらず
第3章 日本の政治家が糺すべき「従軍慰安婦」問題

第4章 日本をだめにする腐敗官僚制を打倒すべし
第5章 日本復活の原点は昭和史にあり
第6章 いまこそ「核武装」を論じる秋

このままでは日本は世界から消えていく!
迷走し、混迷する日本を斬る!

「国家嫌悪=個人尊重」という猛毒に溶かされていく日本。

国家なしに個人はありえない
という逆説を主張する本です。


自分が住む日本という国について改めて考えるきっかけになる本です。


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巨大循環経済の住人たちへ

オタクに未来はあるのか!?(森永卓郎著)
<PHP研究所>定価1,100円+税

目次は次の通りです。

第1章 オタクの細分化と断裂が始まった!
(オタク三流国からオタク市場形成まで/90年代からのオタク産業)

第2章 オタクは、格差のない循環経済
(恋愛市場からはみだして成長するオタク産業/萌えと非萌え/オタク産業の構造的特徴)

第3章 スラムからの脱出
(高付加価値化と、“オタク外貨”の獲得/売れるオタクコンテンツを作るには?/オタクに未来はあるのか!?)

オタクの細分化と断裂が始まりました。
オタクに未来はあるのか?

生身の女性と恋愛できないオタクたちの女性問題、
ネット社会、オタク市場、おたくコンテンツなどを、
森永卓郎氏と岡田斗司夫氏が激論します。


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砂漠の人工都市が熱い

ドバイにはなぜお金持ちが集まるのか(福田一郎著)
<青春出版社>定価750円+税

目次は次の通りです。

1章 なぜいま“砂漠の人工都市”が熱いのか
(ドバイにお金が集まる本当の理由とは/「石油が出ないこと」がドバイの原動力 ほか)

2章 日本人が知らない素顔のドバイ
(共存する各国のコミュニティ/85%が外国人のドバイで人種問題がない理由 ほか)

3章 世界の投資資金がドバイを目指す理由
(各大陸をつなぐハブとしての強み/インフラと交通の発達がもたらしたもの ほか)

4章 世界中の富裕層が訪れるその魅力とは
(街全体を高級ブランド化するドバイの戦略/なぜヨーロッパの人々が訪れるようになったのか ほか)

5章 ドバイは「中東」のイメージを変えるのか
(ドバイの景気は原油価格に左右されるのか/世界の景気とドバイ経済の関係 ほか)

ベッカム、ビル・ゲイツも別荘にした世界最大のリゾート島。
石油が出ないのに5年でGDP2倍の経済急成長、
いま砂漠の人工都市が熱いのです!

その秘密をこの本で読んでみてください!

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中国「新三国志」

ネクストエンペラー(孔健著)
<幸福の科学出版>定価1,500円+税

目次は次の通りです。


第1章 ニュー・ジェネレーション登場―共青団派、上海派、太子党の新三国志
第2章 ネクスト・エンペラー、習近平―胡錦涛との時を越えた因縁
第3章 上海王国崩壊す―習近平と李克強の後継レースの帰趨が決した

第4章 胡錦涛改革と新しいスターたち―第五世代は何を目指すか
第5章 中国の「持病」―台湾、チベット、ウイグル問題にこれからも苦しめられる
第6章 繁栄か没落か―岐路に立つ巨大国家

共青団派、上海派、太子党、この戦いで中国の未来が決まる!
ギョーザ、チベット、五輪…どうしてこの国はこうなのか?

不可解な隣人「中国」を解明する日本人必読の書です。


不思議な国中国の内情がよくわかる本です。

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アメリカの現状報告

ルポ貧困大国アメリカ(堤未果著)
<岩波新書>定価700円+税

目次は次の通りです。

第1章 貧困が生み出す肥満国民
(新自由主義登場によって失われたアメリカの中流家庭/なぜ貧困児童に肥満児が多いのか/フードスタンプで暮らす人々/アメリカ国内の飢餓人口)

第2章 民営化による国内難民と自由化による経済難民
(人災だったハリケーン・カトリーナ/「民営化」の罠/棄民となった被災者たち/「再建」ではなく「削除」されたニューオーリンズの貧困地域/学校の民営化/「自由競争」が生み出す経済難民たち)

第3章 一度の病気で貧困層に転落する人々
(世界一高い医療費で破産する中間層/日帰り出産する妊婦たち/競争による効率主義に追いつめられる医師たち/破綻していくアメリカの公的医療支援/株式会社化する病院/笑わない看護婦たち/急増する医療過誤/急増する無保険者たち)

第4章 出口をふさがれる若者たち
(「落ちこぼれゼロ法」という名の裏口徴兵政策/経済的な徴兵制/ノルマに圧迫されるリクルーターたち/見えない高校生勧誘システム/「JROTC」/民営化される学資ローン/軍の第二のターゲットはコミュニティ・カレッジの学生/カード地獄に陥る学生たち/学資ローン返済免除プログラム/魅惑のオンライン・ゲーム「アメリカズ・アーミー」/入隊しても貧困から抜け出せない/帰還後にはホームレスに)

第5章 世界中のワーキングプアが支える「民営化された戦争」
(「素晴らしいお仕事の話があるんですがね」/「これは戦争ではなく派遣という純粋なビジネスです」/ターゲットは世界中の貧困層/戦争で潤う民間戦争請負会社/見えない「傭兵」/一元化される個人情報と国民監視体制/国民身分証法/州兵としてイラク戦争を支えた日本人:「これは戦争だ」という実感)

貧困層は最貧困層へ、中流の人々も尋常ならざるペースで貧困層へと転落していきます。
急激に進む社会の二極化の足元で何が起きているのか。
追いやられる人々の肉声を通して、その現状を報告します。

弱者を食いものにし一部の富者が潤ってゆくという世界構造の中で、
それでもあきらめず、この流れに抵抗しようとする人々の「新しい戦略」とは何かを探ります。

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うつは低成長時代を迎えた日本の必然なのか?

日本人だからうつになる(上野玲著)
<中公新書>定価720円+税

目次は次の通りです。


第1章 うつ大国日本の今―相も変わらぬ光景が繰り広げられている
第2章 うつバブルに群がる人々―精神科医すらなってしまう時代がきた
第3章 企業と自衛隊のメンタルヘルス対策―行政にはどこまで期待できるか?

第4章 頑張れば頑張るほどうつになる―日本の風土病なのだろうか!?
第5章 自助努力こそが必要だ―患者たちの甘えの構造
第6章 うつとはスローライフの実践である―私流解消法指南

誰もがうつになりうる時代となりました。

医者は治ると言うが本当なのか?
うつは低成長時代を迎えた日本の必然なのか?

自身も10年の治療歴を持つ著者が
掛け値なしの危機的状況を記します

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