社会・政治: 2008年11月アーカイブ

それでもマネーは世界を動かす

資本主義は嫌いですか(竹森俊平著)
<日本経済新聞出版社>定価1,800円+税

目次は次の通りです。


第1部 ゴーン・ウィズ・ア・バブル
(錬金術の今昔物語/住宅バブル低金利犯人説を追う/バブルの積極的役割/グローバル規模で資金が動く/縮小する世界経済/世界経済を拡大する道)

第2部 学会で起こった不思議な出来事
(利益追求を強める銀行とファンド/金融新技術発展の功罪/流動性のジレンマと人間行動)

第3部 流動性―この深遠なるもの
(組み込まれた自動不安定拡大装置/経済学への教訓/サブプライム危機の拡大過程)

「紙切れ通貨制度」の功罪。

バブル、
サブプライム問題、
通貨危機、
投機ファンド、
市場原理主義、
デフレ…


厄介な問題をいくら抱えても、
われわれは管理通貨制度と
うまく付き合っていかなければなりません。

資本主義の現状に深く切り込む本です。

私のサイトです。
よろしければご覧下さい。

変幻自在

ジョージ・ブッシュが日本を救った(高山正之著)
<新潮社>定価1,400円+税

目次は次の通りです。

第1章 朝日よ、ウソもほどほどに
(真の権力者は隠れてる/“一流”紙の代表落ち ほか)

第2章 外交に信頼という文字はない
(売日新聞の長き伝統/終身刑を救った蒙古斑 ほか)

第3章 中国には飴より鞭がいい
(日中友好はいらない/ジョージ・ブッシュが日本を救った ほか)

第4章 下僕の意味を忘れた役人たち
(学者先生の罪深き嘘/ワル役人のしたたかさ ほか)

第5章 国を売る悪趣味
(真の被告は中国と米国/朝日の「主体はあっち」理論 ほか)

これが真っ先に読みたくて「週刊新潮」を買う!

そんな熱狂的な支持を集める
超辛口名物コラム「変見自在」。


国を売る朝日新聞や裁判官から、
汚職と役得に邁進する役人たちまで。

世の中の不都合な真実をあぶり出し、
「本当の敵」を一刀両断にします。

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相互理解は不可能なのか

国際正義の論理(押村高著)
<講談社現代新書>定価720円+税

目次は次の通りです。


第1章 正義に「国境」ができるまで
第2章 「国際正義」の誕生と変転
第3章 正義の交錯としての戦争
第4章 入道的介入

第5章 貧困の放置は不正なのか
第6章 行動する主体と責任
第7章 文明と正義
第8章 人権をめぐる文明間対話

アメリカの正義、
イスラームの正義、
相互理解は不可能なのか。


その可能性について著者が追求します。

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メディアとの協調とチェックのあり方

誤解だらけの「危ない話」(小島正美著)
<エネルギーフォーラム>定価1,200円+税

目次は次の通りです。

第1章 驚くべき均一化した思考法
第2章 「消費者の不安」を商品にするメディア商法
第3章 マスメディアは、なぜ「危険」が大好きか

第4章 だれが不安を煽るのか
第5章 過敏症患者を生む電磁波報道
第6章 “分かりやすさ”が陥る感情報道の罠

第7章 遺伝子組み換えと一貫性の法則
第8章 「学習性の絶望」―不二家報道の教訓は何か
第9章 メディア報道のゆがみをなくする方法

第10章 どんなリスク観をもてばよいか
第11章 メディア・パトロールの提案
終章 マスメディアの何が問題か

メディアによる不安増幅のメカニズム。
いったい、どのように不安を増幅させているのか。
その不安の増幅メカニズムとは、
どのようなものなのか。

メディアの記者たちは、
どのような意識で記事を書いているのか。

記者たちの思考法はどうなっているのか。

これらの問題をひとつひとつ著者なりに考え、
メディアとの協調とチェックのあり方も考える本です。


この本自体も
内容に少し偏りがあるように感じますが、
いろいろと気付きを与えてくれる本です。



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ウソにまみれた環境問題の真実

間違いだらけのエコ生活(武田邦彦著)
<主婦と生活社>定価1,000円+税

目次は次の通りです。


第1章 エコ生活から考える環境問題
(エコ生活は、本当に地球にやさしい生活ですか?/レジ袋よりエコバッグを使うほうが環境に良いのですか? ほか)

第2章 地球温暖化から考える環境問題
(温暖化で地球は本当に暑くなっているのですか?/北極や南極の氷が融けても、海水面は上昇しないのですか? ほか)

第3章 エネルギーと食料から考える環境問題
(石油がなくならないように、節約して使うべきですか?/バイオエタノールでエネルギー問題は解決しますか? ほか)

第4章 「こころ」から考える環境問題
(エコ生活の強要がいちばん環境に悪いのですか?/節約やリサイクルよりも大切なことは何ですか? ほか)

マイ箸
エコバック
リサイクル…

国民の善意のエコ生活、
実は全部ムダだったのです!?


ウソにまみれた環境問題の真実が明らかになる書です。

今まで常識と思っていたエコ情報が覆る
目から鱗の本です!

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欧米を欺く「日本式繁栄システム」の再来

巨龍・中国がアメリカを喰らう(エーモン・フィングルドン著)
<早川書房>定価2,300円+税

目次は次の通りです。


第1章 ステロイド漬けのドラゴン
第2章 「心配するな、ハッピーで行こう」
第3章 新しいシステムの起源

第4章 貯蓄あれ!
第5章 権力が権力を生む
第6章 儒教国アメリカにて

第7章 ドラゴンの瀕死の友達
第8章 少数精鋭の善き儒者たち
第9章 グローバリズムか、民主主義か?

中国がアメリカの政治経済を意のままに操ってきた全貌、
さらにそれを支える

日本と中国の「見えざる協力態勢」
を暴いた衝撃の書です。

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脱石油戦略は成功するか

ドバイ発・アラブの挑戦(宮田律著)
<NTT出版定価>1,600円+税

目次は次の通りです。

第1章 ドバイの著しい成長
第2章 沸騰する湾岸諸国

第3章 建設ラッシュを支える資材産業の拡大
第4章 観光立国を目指す湾岸諸国

第5章 ヨーロッパを凌駕していたイスラム文明
第6章 イスラムの経済思想

第7章 湾岸諸国発展の懸念
第8章 イスラム世界の経済発展はどこに向かうか

ドバイを中心とする湾岸アラブ諸国の著しい発展は、
ムスリムたちに自信と誇りを与えました。

かつての栄光と繁栄を取り戻そうとする
アラビアン・ドリームに迫る本です。

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ユダヤ人を含み超える真実

イスラエル人とは何か(ドナ・ローゼンタール著)
<徳間書店>定価2,500円+税

目次は次の通りです。

第1章 イスラエル人になる―「ユダヤ人国家」に暮らすとはどういうことか
(世界の火薬庫―恐怖が日常化された街で人々はどう暮らしているのか/イスラエル流恋愛術―「ユダヤ人離散」の二千年間に育まれたユニークな作法/国民軍―常に国家存亡の危機、戦争状態の中で行き続けている人々/戦争の英雄から企業家の時代へ、世界的デジタル・エリートはこうして生まれている)

第2章 「ユダヤ人国家」を構成する人々―彼らのルーツとその知られざる歴史
(アシュケナジム―ヨーロッパからやってきたイスラエルの「WASP」エリート層/イスラム教圏出身のミズラヒムとイベリア半島出身の子孫セファルディム/ロシア系―旧ソ連崩壊後にやってきたイスラエル史上最大の移民の波/エチオピア系―“約束の地”への脱出を果たした黒きユダヤ人)

第3章 多元社会の深層へ―ユダヤ人内部の信仰をめぐる断層
(超ユダヤ教徒“ハレディム”が日々実践する厳格な教えと暮らし/正統派ユダヤ教徒―入植地に多く居住、信仰厚く世俗も受け入れるタフな人々/非正統派―現代世界で生きる人々の超正統派、正統派との闘い)

第4章 神の国の様々な宗教と民族―非ユダヤ人の分裂したアイデンティティ
(イスラム教徒―ユダヤ教徒と共通の父祖アブラハムをもつ子孫の苦難/誇り高き砂漠の遊牧民ベドウィンが格闘する二一世紀世界への大移動/イスラム教の「異端」ドルーズ派が抱く独自の人生観/キリスト教徒―イエスの地で暮らしているのに落ち着かない人々)

第5章 セックス革命―宗教・民族の古き性慣習からの離脱
(イスラエル流の結婚・一夫多妻・不倫・離婚―独特な家族構造と夫婦生活/えっ!ゲイなの!?―イスラエルは世界最先端のゲイ・トレンドの国/聖なる地の裏社会―巨大犯罪組織が牛耳る売春と麻薬の闇産業/憎悪の連鎖を断ち切るために―平和的共存への模索は続く)

世界一過酷な状況を「普通に暮らしてゆく人々」
その逞しき知恵・発想力・メンタリティは
どこからくるのか?

超不確実な社会でタフに生き抜く
人間力の数々を見事に活写した書です。


普段の報道では知ることのできない
生の姿を感じられる本です。


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ヤクザマネーの全貌に迫る

ヤクザマネー(NHK「ヤクザマネー」取材班著)
<講談社>定価1,500円+税

目次は次の通りです。


第1章 株で儲けるヤクザたち
第2章 80億円の男
第3章 ヤクザに生き血を吸われた会社

第4章 共生者たち
第5章 ヤクザいまだ滅びず
第6章 翻弄される捜査

秘密のディーリングルームで、
連日3億円の資金を運用する男。

銀行に融資を断られた
IT起業家が群がる、
高金利のカネ。

上場企業から流出した
巨額マネーの行方。

ヤクザの資金運用に協力する、
元証券マンたち。

秘密パーティーに集まった
有名芸能人と大物政治家。

ヤクザマネーの全貌に迫る書です。

今までのイメージとは全く異なる
時代に適合したやくざの姿を垣間見れる本です。


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名門次第の栄光と影

早稲田と慶応(橘木俊昭著)
<講談社現代新書>定価720円+税

目次は次の通りです。
第1章 早稲田と慶応はなぜ伸びたか
(戦前日本の学歴社会/戦後学制改革の波紋/沸騰する早慶人気)

第2章 二人の創設者―福沢諭吉と大隈重信
(啓蒙思想家・福沢諭吉/政治家・大隈重信/早慶の出身者たち)

第3章 慶応と階層固定化社会
(慶応式一貫教育/慶応生事情/慶応素鬱行政の結束力)

第4章 早稲田とマスプロ教育
(早稲田の人材力/早稲田人の「個性」/規模拡大路線の功罪)

第5章 大学の生きる道
(大学とは何か/大学の財政/私学の生きる道/早慶の進む道)

なぜ早慶の両校がこれほどまでに地位を高めたのか、
というのが本書の関心であり、
そのことを幅広い視点から論じた書です。

戦前にあっては
この両校は東大・京大などの
帝国大学の後塵を拝していました。


戦後のある時期から
早慶両大学は国立の名門大学に急追をかけ、
現在、
すでに追い越している分野もあります。


例えば、政界、マスメディア、文壇
における早稲田、

経済界、政界
における慶応です。

なぜ早慶は
このような成功を収めているのかを探ります。

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資本主義を生き抜くヒント満載

いまこそ「資本論」(嶋崇著)
<朝日新聞出版>定価740円+税

目次は次の通りです。

第1巻 資本の生産過程
(「商品」―パンに隠された「2つの価値」とは?/「貨幣と流通」―便利な「お金」困った「お金」/「貨幣の資本への転化と剰余価値」―お金を生み出す「マジックの種」 ほか)

第2巻 資本の流通過程
(「資本の諸変態と循環」―「資本の3変化」で見えてくるものは?/「資本の回転」―スパイラルに膨張する「資本」/マルクス以前の経済学の諸学説 ほか)

第3巻 資本主義的生産の総過程
(「剰余価値の利潤への転化」―資本家の儲け方教えマス/「利潤の平均利潤への転化」―競争が引き起こす摩訶不思議な法則/「利潤率の傾向的低下の法則」―努力するほど儲からなくなる? ほか)

私たちが生活する資本主義とは、
一体どういう仕組みの社会なのか。

今の世の中はどうしてこうなんだ?

僕たちはどうすればいいんだろう?


膨大で難解な『資本論』のエッセンスを
ギュッと凝縮した
資本主義を生き抜くヒント満載の本です。

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これからの日本政治

自民党政治の終わり(野中尚人著)
<ちくま新書>定価760円+税

目次は次の通りです。


第1章 自民党システムへの反逆者、小沢一郎―小沢一郎と自民党システム
(政治改革への執念と内部抗争/小沢の成功と失敗)

第2章 救世主にして破壊者、小泉純一郎―小泉純一郎と自民党システム
(反経世会の政治手法/郵政民営化/小泉は自民党を壊したか?)

第3章 自民党システムとは何か?
(「自然な与党」であり得た理由/人事のルールとそのシステム/合意を重視する意思決定)

第4章 歴史と比較から見た自民党システム
(江戸から見た戦後日本政治/国際比較から見た自民党システムの成立)

第5章 自民党システムの終焉
(自民党型「戦後合意」の崩壊/「戦後」から「冷戦後」、そしてグローバル化へ/新しい政治システムへの展望)

戦後日本の長きにわたって
政権党であり続けた自由民主党。

派閥ごとに結束し、
年功序列型の人事制度をもち、

後援会と各種業界団体に支えられた
この巨大政党は今、

機能不全を起こし、
そのシステムの骨格は
既に崩壊しています。

かつて
自民党が
圧倒的な強さを発揮しえたのはなぜか、

それがいま
存在感を失いつつあるの
はなぜか。


歴史の視点、
さらには国際比較の視点をも交えながら
その来歴を明らかにし、
これからの日本政治を展望します。

自民党の変遷がよくわかる書です。


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「心のムラ」と上手につきあう

感情暴走社会(和田秀樹著)
<祥伝社>定価760円+税

目次は次の通りです。

序章 「感情暴走社会」を生き抜くために
第1章 感情コントロールの基本は「行動コントロール」

第2章 「モノの見方」を変える
第3章 脳科学を使った「感情」へのアプローチ

第4章 「成熟した人間関係」をつくり、活用する
第5章 「心のムラ」を減らして、仕事効率を最大化する
第6章 「人生の変化」に強くなる

大声を出す。
殴りつける。
必要以上に文句を言う…。

ささいなことでキレる
大人が増えています。


感情を剥き出しにすると、
人間関係を壊し、
仕事をダメにし、
なにより

自分を傷つけてしまいます。


それでも
怒りの感情を抑えきれずに
ぶつけてしまうのは
なぜなのか。

感情のコントロールは
容易ではないが
行動の制御はできる、

と行動心理の専門家として
著者は説きます。


また、
モノの見方=認知
しだいで
感情はコントロールできる、
とアドバイスしています。


脳科学の研究成果は、
感情とは何かを明らかにし、
心を平穏に保つための方法を
発見してきました。


ムカッときた後で
大声や手を出さないための処方が、
満載の本です。

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インフレ、デフレ、そして嘉平の未来

貨幣の経済学(岩村充著)
<集英社>定価2,300円+税

目次は次の通りです。

第1章 貨幣の経済史―金貨から金本位制へ
第2章 貨幣は漂うか―貨幣価値を支える仕組み
第3章 アンカーを探せ―国債の意外な役割

第4章 貨幣価値の坂と水準―金融政策の理論
第5章 明日はデジタルで―競争的貨幣供給論と電子マネー

巨額の財政赤字を抱えながら、
なぜ日本は倒産しないのか?

貨幣価値がどこから来たのかを追究し、
バブル崩壊後の日本がデフレから
抜け出せなくなった理由を探る書です。


丁寧に書かれていて
貨幣というものがよくわかる本です。

私のサイトです。
よろしければご覧下さい。

戦争の記憶を探る


好戦の共和国アメリカ(油井大三郎著)
<岩波書店>定価780円+税

目次は次の通りです。


第1章 独立への道―植民地戦争と独立戦争
第2章 対欧「孤立」と大陸内「膨張」―第二次米英戦争とアメリカ・メキシコ戦争
第3章 内戦の悲劇と海洋帝国化―南北戦争と米西戦争

第4章 新世界秩序の構築―二つの世界大戦
第5章 「パクス・アメリカーナ」と局地戦争―朝鮮戦争とベトナム戦争
第6章 ポスト冷戦下の民族・宗教紛争とアメリカ―湾岸戦争と対テロ戦争


植民地・建国期から、
二一世紀の対テロ戦争・イラク戦争に至るまで、
戦争を繰り返してきたアメリカ。


デモクラシーの先駆者を自負する国が、
時として、
戦争へと前のめりに突き進んでしまう。


この好戦性はどこから来るのだろうか。


戦争とその記憶の変遷を
通史的にたどりながら、

アメリカにとっての
戦争の意味を考える書です。

アメリカの歴史がよく理解できる本です。

アメリカはどうして戦争を行うのか?
その回答が書かれた本です。

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ひ弱なお客様世代の増殖

下流大学が日本を滅ぼす!(三浦展著)
<KKベストセラーズ>定価705円+税

目次は次の通りです。


第1章 大学がバカ学生を大量生産する
(偏差値48の高校からでも上智大学に推薦入学できる/私立大学では一般入試での合格者が半数以下 ほか)

第2章 お客様化する学生とモンスター・ペアレンツ
(今の大学教師はファミリーレストランの店員みたいなもの/クレーマー化する親 ほか)

第3章 バカ学生は社会では通用しない
(今の新入社員は大人免疫力がない/お客様大学生からお客様社員へ ほか)

第4章 「大学貧乏」の登場
(大学生のいる家庭の平均年収は低下/教育費に圧殺される家計 ほか)

提言 オンライン大学で下流脱出を
(教育制度改革の提案/大学進学率は20%に ほか)

大学は
みずからの保身のために
バカ学生を大量生産して社会に送り出し、
社会の活力を阻害しています。


としたら、
大学行政というのは、
不要な高速道路を大量に造って
国民の借金を増やしてきた、

あの悪名高い道路行政と同じではないか?


本書では、
ひよわで、
甘えん坊で、
自己愛の強い学生、
新入社員の実態を探り、

さらに、
そういう若者を生み出す
入試制度、
教育制度にメスを入れ、


まともな
人間を生み出すための
処方箋を示します。


ちょっと偏った傾向は感じますが、
大学のあるべき姿に対する提案書です。


私のサイトです。
よろしければご覧下さい。

さまざまな立場のヤクザが大放言!

極道のすべらない話(夏原武編)
<宝島社>定価438円+税

目次は次の通りです。


第1の宴 幹部たちの会
(住宅街に現れた洗車男/加湿器事件/指がなくなる5秒前 ほか)

第2の宴 若衆たちの会
(オヤジのちょっといい話/ソープランドの女/痛くない刺青の入れかた ほか)

第3の宴
 親分たちの会(きれいに磨きました!/ヤクザ修行も信心から/一般道の狼 ほか)

宴のおわり 〆の座談会


ヤクザの世界は

なにげない日常の中にも

理不尽

かつ、

想像できないような
事件が起こります。


当番、
義理ごとなど

一般社会人では経験できない
「仕事」もそうですが、

「親分の愛人や
クラブのママ宛てにメールを出す係」

なんていう大真面目な仕事だって存在します。

若衆
幹部クラス
親分クラスと、

さまざまな立場の
ヤクザが大放言!


怖くて、
哀しいけれど、
どこか笑える
日常を
一挙に大公開した書です。


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学力・心身・社会に及ぶ諸影響

子どもの最貧国・日本(山野良一著)
<光文社新書>定価820円+税

目次は次の通りです。


1 概論
(貧困化の著しい日本の子どもたち/なぜ子どもたちは貧困に陥ったのか?)

2 現実
(学力格差と児童虐待/脳・身体・こころへの影響/貧困が子どもたちを蝕むプロセス)

3 対策
(生活保護と児童養護施設はいま?/各国の貧困対策に学ぶ)

家賃を払えず、
児童養護施設に預けられる
3歳のミヤと4歳のシン。


生活保護の申請を
受理してもらえず、

給食の時間まで
ぐっとお腹が鳴るのを堪える
小2のタクヤ…


今や7人に1人の児童が
経済的に困窮しており、

ひとり親家庭は
OECD諸国中で最貧困です。

日本は、アメリカと並ぶ
最低水準の福祉となってしまったのです。


しかも、

日本だけが事実を無視し、
対策を取らず、

貧困の子どもたちを
社会的に
ネグレクトしているのです。


この問題に対して
私たちの認識を研ぎ澄ますために
書かれた書です。


日米の児童福祉の現場経験をふまえ、

理論
歴史
統計

などの

多角的な視座
実態を検証し、
解決策を考える書です。

これが現実なのかと
がく然とする内容です。


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なぜ「家庭内殺人」「無差別殺人」が続発するのか


「よい子」が人を殺す(尾木直樹著)
<青灯社>定価1,800円+税

目次は次の通りです。


序章 今、「よい子」に何が起きているのか
―続発する「家庭内殺人」「無差別殺人」の謎

第1章 続発する「家庭内殺人」
―「よい子」が親を殺すとき

第2章 事件にみる「カプセル家族」
―バーチャル化・スパルタ化

第3章 殺人はなぜ「家庭内化」するのか
―若者の家庭と学校生活の変化

第4章 「無差別殺人」始まる
―「家庭内殺人」から「無差別」化へ?

第5章 子ども本位の子ども観めざして
―「家庭内殺人」「無差別殺人」脱出の道

終章 それでも家族は子どもの味方、家庭は居場所

若者による家庭内殺人や
秋葉原事件のような
無差別殺人が続発しています。


加害者は、
かつての非行少年ではなく、

いずれも
非行歴のない「よい子」
というのが著しい特徴です。


これらの要因はなにか。


二極化する
格差社会の「負け組」転落を防ぐ
親の抑圧的な期待と

孤立した
家族カプセル内の
内圧極限化による親殺し、

大きな挫折体験をした
若者の怒りが
社会に向かった結果の無差別殺人。


これら
若者殺人の背景、
克服する道を、

「格差社会」
「家族カプセル」
やキャリアデザイン教育、

子ども観等の
見直しのなかで考える書です。


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国際社会からのいわれなき汚名をそそぐ

主張せよ、日本(古森義久著)
<PHP研究所>定価1,300円+税

目次は次の通りです。


第1章 中国の暴走を許すな
(鳴りやまぬ「北京五輪ブーイング」/中国海軍の悪魔のシナリオ/中国核先制攻撃のシナリオ―米国防総省報告)

第2章 米大統領選と日本
(米大統領選から見える日本の存在の軽さ/ヒラリー・クリントンを揺さぶる中国マネー)

第3章 日本よ!「普通の国家」たれ
(日本が嫌いな『朝日新聞』―若宮啓文・朝日論説主幹の「風考計」から見た『朝日』の体質/日本人に「愛国心」を認めないアメリカ/安倍首相は「タカ派のナショナリスト」ではない)

第4章 慰安婦問題の真実を声高に主張せよ
(米下院の「慰安婦決議」は間違っている/「慰安婦決議」の仕掛け人、マイク・ホンダ議員の正体/『ニューヨーク・タイムズ』の異常な安倍叩き/映画『ザ・レイプ・オブ・南京』の罠を排除せよ)

慰安婦非難決議、
「反日」宣伝映画、
竹島問題、

「偏狭なナショナリズム」
というレッテル貼り…


事実誤認を正しておかなければ、
日本国民は不名誉と不利益を被る
と著者は主張します。

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日本の潜在力を呼び覚ます

飛翔する日本(中川昭一著)
<講談社インターナショナル>定価1,600円+税

目次は次の通りです。


序章 目覚めよ!日本
1章 強い経済こそ国のささえ
2章 複雑化する多極間競争にどう勝つか
3章 世界に通用する政治
4章 日本は成熟の先をめざす
5章 日本は日本らしく、日本人は日本人らしく
終章 日本は再び飛翔する

縮こまる悪循環から
発展する好循環へ。

閉塞と混迷の時代は終わり、
再び日本は浮上する。

国家的危機の今、
日本の潜在力を呼び覚ます
画期的シナリオです。


政治家中川氏の考えがよくわかる本です。

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イギリス発の日本論

恥と誇りを忘れた母国・日本へ!(渡辺幸一著)
<河出書房新社>定価1,600円+税

目次は次の通りです。
第1章 日本人はいつ「恥」をなくしたのか
(「恥」を知る日本人/「世間」と「恥」の関係 ほか)

第2章 「恥知らず」で「みっともない」現代の日本
(タヌキとケータイ/今の日本に大人はいるか? ほか)

第3章 日英の違いが教えるもの
(なぜイギリスの電車には痴漢がいないのか?/ウィリアムさんの真意 ほか)

第4章 非現実社会を漂流する日本人
(闇の欲情とフェティシズム/アニメもフィギュアもメイドも ほか)

第5章 日本人の心を支えるもの
(日本人の精神的支柱/「心の錘」としての古典文化 ほか)

平気で違法行為に手を染める老舗企業、
すぐキレる未成熟な若者たち、
外国に反論すらできない政府

いつから日本は
こんな恥知らずな国になってしまったのか?


在英18年、
日本人としての誇りを胸に
ロンドン金融街の第一線で働いてきた著者が
日英を比較し母国を見つめ直す、
今こそ読むべき日本論です。

かなり辛らつな内容ですが、
的を得ていることも多々ある本です。

自分のあり方を
見つめ直すきっかけを与えてくれる本です。

私のサイトです。
よろしければご覧下さい。

米軍占領下、15万人の命はなぜ奪われたのか

イラク崩壊(吉岡一著)
<合同出版>定価1,800円+税

目次は次の通りです。

バグダッドの雨
「法と秩序」の境界
レジスタンスか、テロリストか

なぜ、自衛隊はサマワへ?
異端排斥
占領軍

野放しの石油省
バグダッド脱出
狂気の支配

内戦への序曲
キリングフィールド
裏切られたハラブジャ

自爆とは何か?
アルカイダ対イラク武将勢力
現代の宗教戦争

2003年の開戦以前より状況は悪化し、
収拾がつかないイラク情勢。

大義なきこの戦争の本当の狙いは
なんだったのか?


元中東アフリカ総局特派員記者が、

03年から08年まで、
イラク戦争現地およびレバノン、

パレスチナ、さらにアルカイダ戦士の供給国イエメンでの
4年あまりにわたる取材をまとめた
傑出のルポルタージュです。

イラク戦争と米軍占領下の全貌から、
驚愕の真実が見えてます。


一般に言われている
石油問題でもない
その理由を知りたい方は
ぜひ読み下さい!

私のサイトです。
よろしければご覧下さい。

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