社会・政治: 2009年10月アーカイブ

国家に人生を奪われた男の告白

汚名(鈴木宗男著)
<講談社>定価1,700円+税

目次は次の通りです。

第1章 逮捕前夜
第2章 冷血検事
第3章 戦友・佐藤優

第4章 凍てつく独房の夢
第5章 伏魔殿の住人たち

第6章 手術か選挙か
終章 権力の中枢で見たこと

権力の中枢から転落する過程で体験した恐怖。

「この国では誰でも明日は監獄の中だ」。

政治家・検察・官僚・マスコミの邪悪なリンクにより、
日本の中枢に形成された権力集団の実体を、
外務省の表と裏の顔に精通した著者・鈴木宗男氏が、
命を賭けて告発する書です。


事件の真相が当事者の口から語られており、
かなり大きなインパクトがある本です!

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時代への提言書

外交の力(田中均著)
<日本経済新聞出版社>定価1,800円+税

目次は次の通りです。

序章 外交官を志す
第1章 外交官としての原体験
第2章 安全保障のタブーを破る

第3章 朝鮮半島の難題に風穴を
第4章 東アジアに夢を求めて

第5章 21世紀の外交戦略
第6章 外交・政治・メディア・世論

経済摩擦、
日米安保・基地交渉、
北朝鮮外交、
東アジア…。

国益を守るために、
著者はこう絵を描いた。

歴史の転換点に立ち会った外交官が、
知られざるエピソードを交えてつづる時代への提言書です。


外交の実態がよくわかる本です。

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行動経済学から見る脳のトラップ

世界は感情で動く(マッテオ・モッテルリーニ著)
<紀伊国屋書店>定価1,600円+税

目次は次の通りです。

1 まずは心の準備体操
(予言どおりに銀行は倒産した―予言の自己成就/つらい検査が快適になる方法―ピーク・エンドの法則 ほか)

2 あまりに人間的な脳
(表が出たら私の勝ち、裏が出たらあなたの負け―基準値の誤り/「ホットハンド」の持ち主を探せ!―大数の法則 ほか)

3 集団のなかでの困った判断
(他人には辛く、自分には甘い―帰属のエラー/うぬぼれ屋の言い訳―自己奉仕的バイアス ほか)

4 いざ、決断のとき
(ダイエットは明日からはじめよう―プランニングの誤り/リターンを考えすぎる人、リスクを考えすぎる人―欲深と尻すぼみ ほか)

世の中すべて「直感」からはじまるのです!

銀行の倒産、
株価暴落、
不動産市場の動向、
大統領選挙、
イラク戦争、
医者の診断、
裁判の判決、
人事考課、
性格診断、
宝くじの当選…。

えっ!
こんなことも?

豊富なエピソードで一気に読める「脳の罠」回避法です。


これからの時代の潮流を読む上でのヒントが満載です!

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10の依存症

「依存症」の日本経済(上野泰也著)
<講談社>定価1,500円+税

目次は次の通りです。

第1章 日本の個人消費は「女性依存」
―婦人服売上高にカギがある

第2章 お父さんのこづかい減少でわかる「交際費依存」体質
―「消費弱者」に逃げ場はあるのか

第3章 なお残る「建設業依存」と構造調整圧力
―中小・非製造業は生き残れるのか

第4章 食料の「海外依存」は本当に問題なのか
―40%の食料自給率が意味するもの

第5章 緩和への熱が冷め「規制依存」に逆戻りする日本
―このままでは国ごと沈んでしまうのか

第6章 教育はどこまで「学習塾依存」を強めるのか
―ゆとり教育が生んだ3つの弊害

第7章 景気判断や買い物で「マスコミ依存」する日本人
―景気の波と報道の影響力の関係

第8章 投資に移行しにくい家計運用の「預金依存」
―間接金融中心で何が悪い?

第9章 主導権を握れず「外国人依存」が続く金融市場
―ブレークスルーを生む政策を打ち出すために

第10章 日本経済はやっぱり「米国依存」
―否定された「デカップリング論」

第11章 ケーススタディー
少子高齢化の秋田県は「日本の未来図」

世界的な金融危機と景気悪化の中、
国民の間では、
日本経済の将来を悲観する見方が増えています。

その現状を見ると、
さまざまな分野で「依存症」と呼べる状態が観察されます。

そんな10の依存症を取り上げて考察し、
この国の経済をよりよく、
より強くするためのヒントとして提供しようと試みたもの書です。


日本経済の実態を垣間見れる書です。

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闇の世界の舞台裏

ドル消滅の仕組み(中丸薫・ベンジャミン・フルフォード著)
<青志社>定価1,400円+税

目次は次の通りです。

第1章 金融危機後の世界勢力図はこうなる
第2章 日本はこれ以上略奪されても耐えているのか
第3章 ドル消滅と陰謀論の真実

第4章 権力者達の悲惨な末路
第5章 ドル紙幣にこめられた秘密
第6章 日本を、そして世界を立ち直らせるために

国連、
IMF、
世界銀行がアメリカから逃げ出す!

アメリカ
ロシア
中国、

血みどろの闘争の果てに、

2012年には世界の仕組みがすべて変わる。

権力構造を知り尽くした2人が、
知られざる「闇の世界の舞台裏」を語りつくす書です。

驚くべき世界経済の動向が見えてくる本です!

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社会にはびこる様々な「渋滞」

「渋滞」の先頭は何をしているのか?(西成活裕著)
<宝島社新書>定価720円+税

目次は次の通りです。

第1章 「渋滞学」へようこそ
世の中は「渋滞」だらけ
「渋滞」を科学する「渋滞学」
なぜ「渋滞」は発生するのか

…ほか

第2章 「渋滞」の先頭は何をしているのか?
そもそも「渋滞」とは何なのか?
なぜ「自然渋滞」は起こるのか? ~メタ安定の崩壊
なぜ「自然渋滞」は起こるのか? ~4%の上り坂=サグ

…ほか

第3章 世の中は「渋滞」している
生きものの世界の渋滞
アリの行列と渋滞
意外なところに発生する渋滞 ~「音楽」の渋滞

…ほか

第4章 渋滞学が実現する快適社会
問題は「自然渋滞」対策
どうすると自然渋滞はなくなるのか
なるべく分散すべし

…ほか

あとがき

車間距離を40m以上空ければ、
渋滞は発生しない?

年間12兆円ともいわれる
渋滞による経済損失を総裁するための鍵は、
人の心にあったのです。


著者である東京大学教授の西成活裕氏は、
渋滞のメカニズムを物理学や数学の見地から総合的に解析し、
解消法を導き出す
「渋滞学」を生み出しました。

高速道路の渋滞、
電車の遅延、
運動会の場所取り、
インターネット、
流行や噂・・・

社会にはびこる様々な
「渋滞」にメスをいれます。

イライラしがちな渋滞が
何となく面白く感じるようになってしまう
摩訶不思議な本です。(笑)

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老老介護の現実と夫婦愛

待ってくれ、洋子(長門裕之著)
<主婦と生活社>定価1,300円+税

目次は次の通りです。

第1章 洋子の異変
第2章 修羅と安穏の日々
第3章 おしどり夫婦の表と裏

第4章 老いと病気
第5章 終焉に向けて
第6章 二人でどう生きるか

昨日の洋子に戻ってくれ!
神様、この時計を、もういっぺん巻き戻せませんか?

老老介護の現実と夫婦愛を描く作品です。

老老介護の実態は大事なことを訴えかけてきます!


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政治という営みの本質

政治の精神(佐々木毅著)
<岩波新書>定価780円+税

目次は次の通りです。

第1章 政治を考える視点
(丸山真男、一九四九年の問いかけ─政治的統合をめぐって/政治的統合の基本構造/主体の複数性と政治的統合の手続き/政治的統合のメカニズム/政治権力の「魔性」)

第2章 政治をする精神
(政治家と権力/政治家と魂の「大きさ」/政治家と権力感情、そして堕落/政治家と判断力、そしてスキル/政治家と責任問題)

第3章 政治に関与する精神
(丸山真男の問題提起─政治的な思考法とは/政治参加の意味と無意味をめぐって/競争と選択のモデル/「正しく理解された自己利益」からの出発)

終章 政党政治の精神─日本政治のための覚書
(政党政治はもつのか/政党政治の独特な構造/政治主導、政治家主導、首相主導/自民党システムの歴史性/政党改革の一つのツールとしてのマニフェスト)

複合的な危機のなか、
政治が融解しています。

問題の核心は何か?

政治を支える精神的な素地をどこに求めたらよいのか?

マキアヴェッリやトクヴィル、
ウェーバー、
丸山真男らの思索を手がかりに、
政治という営みの本質について、
原点に立ち返って吟味した書です。

政治家のみならず、
政治を取り囲む人々の精神、
さらには政党政治の条件について考察する書です。

とっても硬い本ですが、
政治の原点をつかむには参考になると思います。

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鳩山民主党がよくわかる本

民主党政権は日本をどう変えるのか(上杉隆著)
<飛鳥新社>定価714円+税

目次は次の通りです。

政権交代の意義
鳩山新体制で総選挙へ
総選挙後の政権形態

民主党ってどんな党?
保守系から左派まである党内グループ
民主党の政治力

画期的な予算の総組み替え
「霞が関」と「永田町」の大改革
党内で割れる外交政策

私たちの生活はよくなるのか?
メディアが変われば政治が変わる
私たちの政権選択

鳩山邦夫氏の元公設秘書であった著者が書いただけに、
鳩山民主党がよくわかる本です。

「霞が関」大反発の大改革が始まる予感を感じさせる本です

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