社会・政治: 2014年5月アーカイブ

「セラリーニ事件」は転換点となるか

目次は次のとおりです。

第1章 今日の遺伝子組み換え生物(GMO)
(GMOとGM作物/評価と審査/経済的な観点)

第2章 どうして遺伝子組み換え作物(GM作物)なのか
(DNAが生命を司るというイデオロギー/時代遅れのテクノロジー)

第3章 「セラリーニ事件」
(誰もが感じていたが前代未聞の議定事項/組織化された冗長な反応)

第4章 民主主義に照らし合わせてGM作物を考える
(審査システムを変革する/審査から決定まで:国民の立場)/付録 セラリーニの実験の概要

遺伝子組み換え作物のリスク便益の評価方法は、
医薬品と同様の手続きを踏むべきだ。
こうした疑問に対し、
推進側が従来の安全論や食糧問題の解決といった夢物語に終始するのなら、
私たちは疑問の投げかけ方を変えてみよう。

「遺伝子組み換え作物は、一体誰の利益になるのか」。
セラリーニ事件を考える、産業利益と安全性。

読んでいるうちに空恐ろしさ感じる書です。

<印象に残った一文>
「栽培時に除草剤を散布したGMトウモロコシはもちろん除草剤を散布していないGMトウモロコシであっても、ラットに影響が出たという。」

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東京招致の勝利とスポーツの力

目次は次のとおりです。


第1章 東京開催決定
(豪雨/宣言 ほか)

第2章 嵐の中の攻防 IOC総会直前
(汚染水の影/直前の失点 ほか)

第3章 プレゼンテーションが生んだ翼
(スタンバイ/イスタンブール ほか)

第4章 東京招致舞台裏
(唯一無二のチャンス/はじめの一歩 ほか)

第5章 五輪の光と闇
(オリンピックの遺産/ボウフラの飼育場 ほか)

東京はなぜ勝ったのか。
IOC取材20年のベテラン記者が
招致の舞台裏を克明に描き、
オリンピックの魔法と深淵を読み解く書です。

オリンピック招致の舞台裏がよくわかります。

<印象に残った一文>
「人の3倍努力をし、後はまじめに生きなさい。」

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日本の危機を読み解け!

目次は次のとおりです。

第1章 新・帝国主義とパワーエリート
(新・帝国主義時代の危機/パワーエリートの復活/安倍内閣は外務省政権)

第2章 漂流する日本
(アベノミクスの成否/原発の未来/揺らぐ対中関係/北朝鮮の真意/イスラムと東京テロ/劣化する警察/転換する対ロシア外交)

第3章 「今」を生き抜く情報戦略
(インテリジェンスの技法/情報収集のノウハウ)

王制に回帰する世界、
東京に迫るイスラムテロ、
分裂する中国、
個人参戦によるサイバー戦争…
2014年、日本の危機を読み解け!

佐藤氏特有の切り口の本です。

<印象に残った一文>
「健康を維持することに積極的にカネを使うことは幹部の間では常識になっています。」

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今日から始める「脳が進化する」習慣

目次は次のとおりです。

1 今日から脳をもっと上手に使ってみよう!
2 脳が衰える習慣。やめるだけでいい!
3 今日から始める「脳が進化する」習慣

4 何歳になっても「進化する脳」のしくみ
5 「冴える、わかる、はかどる」すごい脳
6 人を好きになると、脳は最高に働く!

本を「くり返し読む」と脳の機能が高まる!
「正しい姿勢」と「水平目線」を身につける。
「間を置いて」考える。
「芽が出る食材」を積極的に取ろう。
「腸は第二の脳」-便通をよくしよう。
今日から始める「脳が進化する」習慣書です。

目からうろこの情報が満載です!

<印象に残った一文>
「「年だから・・・・」という一言は、本能のしくみで脳の老化を進めてしまう危険な言葉なのです。」

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直接取材で迫った「原発ゼロ」徹底検証

目次は次のとおりです。

第1章 非を認める勇気を持つ
ーこの国は変わるのか

第2章 向かう道は一つしかないというが
ー「原発回帰」と「原発ゼロ」戦争

第3章 やっぱり小泉しかいない
ー安倍総理の首に鈴をつける

第4章 それは真実なのか
ー原発ゼロで悲劇が始まる

5章 国民の審判を仰ぐ
ー「一番大事なのは国民の信だ」小泉純一郎、諭す

小泉・細川爆弾炸裂!
直接取材で迫った「原発ゼロ」徹底検証!

小泉氏の原発に対する考え方が理解できる書です。

<印象に残った一文>
「戦場へ出て、敵と戦う前に商簿の7割は決している。」

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世界に誇る日本語独自の魅力と「世界共通語」としての可能性

目次は次のとおりです。

第1章 言葉とは何か
(言語は、一言語から新しい多言語へと分岐した/言葉は「敵」と「味方」を区別する道具になっていった ほか)

第2章 日本語は曖昧でもむずかしい言語でもない
(日本語は、「世界言語」に最も向いている言語の一つである/日本語はむずかしいという神話はなぜ生まれたのか? ほか)

第3章 日本語ー驚くべき柔軟性をもった世界にもまれな言語
(日本語は「かな」を足すだけで、別のニュアンスを加えられる/柔軟性のある日本語は他言語ほどの語彙を必要としない ほか)

第4章 世界に誇る美しい響きの日本語とは
(言葉の「響き」とは何か/言葉の響きと意味の結合から生まれるイメージが、美しさの基準となる ほか)

第5章 「世界語」(リンガ・フランカ)としての日本語
(かつての植民地化時代、その可能性はあった/もし日本語が植民地で国際語化していたら、日本語はどうなっていたか? ほか)

英・露・ポーランド・日本語。
異なる文化的背景から生まれた4カ国語をマスターした外国人作家が、
比較言語論や自らの体験をもとに、
世界に誇る日本語独自の魅力と
「世界共通語」としての可能性を説く書です。

なかなか面白い切り口の本です。

<印象に残った一文>
 「日本の未来、日本の可能性は、まさに日本語の将来にかかっています。」

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日本政治の在り方

【送料無料】戦後政治の叡智 [ 平野貞夫 ]

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価格:966円(税5%込、送料込)

目次は次のとおりです。

第1章 吉田茂と林讓治
ー偉大な先人が示した「政の道」
(保利茂衆議院議長、怒る/私の故郷、青春、失態 ほか)

第2章 佐藤栄作と園田直
ー五五年体制を形作った「政の技」
(人事の名人・佐藤栄作首相/国会運営の知恵者・園田直副議長 ほか)

第3章 前尾繁三郎
ー理知の人が示した「政の心」
(議長受難政治を改革した前尾衆議院議長/就任二カ月で議長辞職の危機に ほか)

第4章 田中角栄
ー民衆の守護者が秘めし「政の情」
(私と田中角栄との不思議な関係/前尾繁三郎を仰いだ田中角栄 ほか)

終章 いま解決すべき喫緊の課題
ー先人の知恵とともに新たな日本へ
(野中広務氏に聞くこれからの対中外交/福島原発問題を解決し、東京五輪を新たな文明の出発点へ)

一介の学生に「共産党脅威論」を真正面から説いた吉田茂。
佐藤栄作が「国会丑年会」で出した無理難題。
初対面の挨拶で愛人の女優を紹介した園田直。
昭和天皇の行幸御宿の隣で芸者を揚げた前尾繁三郎。
田中角栄が静かに涙した、昭和六〇年の冬の朝の出来事。

戦後政治の表と裏を知りつくした「小沢一郎氏の懐刀」が
その目で見た、偉大な政治家たちの人間力とその素顔。

そして彼らの先見的な思想を振り返る。
最終章では、かつて切磋琢磨した野中広務氏とともに、
日本政治の在り方を考察する書です。

政治の動きがよくわかる書です。

<印象に残った一文>
「ロッキード事件というのは、情報の発生地こそ米国であったが、その主要な舞台は、日本国の政府与党の権力闘争そのものであった。」

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組織の活かしかた

【送料無料】政治の急所 [ 飯島勲 ]

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目次は次のとおりです。

第1章 永田町の急所ー内閣、経済政策から東京五輪まで
(特命担当内閣参与とは?/経済政策の二本柱/「安倍政権」第一次と第二次はどこが違うか ほか)

第2章 外交の急所ー日中・日韓関係、拉致問題、領土問題
(日中、日ロ外交を展望する/北朝鮮訪問記/拉致問題はどうなるか? ほか)

第3章 民主党政権失敗の研究
(「話し合い解散」のすすめ/なぜ「官邸崩壊」が続くのか/「裏方」を大事にしない岡田副総理 ほか)/終章 政治のリーダーシップとはー永田町での四十年を振り返って

元大物首相秘書官にして、
現役の内閣参与ー首相官邸の中枢を最もよく知る男が、
首相に不可欠の資質、
長期政権を可能にする条件、
閣僚人事の秘訣、
官僚の操縦術、
サミットでの首脳外交などを例に、
組織の活かしかたを伝授する書です。

政治の世界がよく見える書です。

<印象に残った一文>
「首脳会談からトップダウンで事務レベルに落とす。これが本来の首脳会談でしょう」

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特ダネ記者が見た報道現場の内幕

【送料無料】TVニュースのタブー [ 田中周紀 ]

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目次は次のとおりです。


第1章 通信社とは
第2章 金融証券担当
第3章 国税報道

第4章 民放報道との出合い
第5章 2つのニュース
第6章 さらば、ニュースステーション

第7章 デスク稼業の日々
第8章 国税担当への復帰
第9章 民放局の経済部

共同通信社からテレビ朝日に転職。
社会部・経済部の記者や「ニュースステーション」
「報道ステーション」のディレクターを務めた著者が、
自らの体験を基にテレビの報道現場の内情を克明に記す書です。
マスコミの実情がよくわかる書です。

<印象に残った一文>
「民放局では、映像になりにくいネタはニュースになりにくいのである。」

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2時間で未来がわかる!

目次は次のとおりです。

第1章 先読み!日本経済ーこれから7年はこうなる!
第2章 先読み!日本経済ー「アベノミクス」でこうなる!

第3章 先読み!日本経済ー「消費税8%」でこうなる!
第4章 先読み!日本経済ー「東京オリンピック」でこうなる!

第5章 先読み!世界経済ー「アメリカ・ヨーロッパ経済」はこうなる!
第6章 先読み!世界経済ー「中国・インド経済」はこうなる!
第7章 先読み!日本経済ーこれから7年を勝ち残る生き方は、これだ!

アベノミクス、
消費増税、
東京オリンピック…
日本の景気はもっとよくなる!
今年はこうなる!日本経済。

今後の日本経済を考える上で、参考になる書です。

<印象に残った一文>
「これからの日本では「プロフェッショナルの時代」が本格化する。」

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都知事が考える憲法論

目次は次のとおりです。

第1章 参議院への配慮と自民党内の政治力学
(一九八二年の自民党憲法調査会報告/二〇〇三~〇四年の憲法改正プロジェクトチーム/二〇〇四年の憲法改正案起草委員会/二〇〇五年の新憲法起草委員会発足)

第2章 どうすれば国民に支持されるかを考える
(前文:歴史観や思想を書き込むのか/天皇:「お考え」を忖度しながら議論すべき/安全保障及び非常事態:世界が注目する9条改正/国民の権利及び義務:「立憲主義」を知らない議員たち/統治機構:二院制を維持するか一院制にするか/財政、地方自治、改正:既得権益を巡る省庁・族議員の熾烈な争い)

第3章 政治の荒波に翻弄された条文化作業
(独りよがりの案を作っても相手にされない/憲法改正より政局を優先させた人たち/そして大勲位の私案は却下された)

参議院の圧力、
省庁の縄張り争い、
政官業癒着勢力の暗躍…。

小泉政権時に「新憲法起草委員会」事務局次長を務めた著者がはじめて明かす改正議論の舞台裏です。
改めて、憲法について考えてしまう本です。

<印象に残った一文>
「憲法起草と言っても、研究室の中で学者が行うものではなく、政治の現場で、権力闘争を繰り広げながら、権謀術数の限りを尽くして行う血みどろの戦いなのである。」

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