社会・政治: 2014年10月アーカイブ

日本はどう向き合うべきか

目次は次のとおりです。

序章 中国外交の原型を読み解く
ー何が変わり、何が変わっていないのか

第1章 新安全保障外交とは
第2章 地域安全保障メカニズムを求めて
第3章 軍備管理と不拡散

第4章 主権と介入
第5章 新たな課題
第6章 新たな好機

第7章 今後の展望へ
補章(1) 日本の対中戦略を構築する
補章(2) 大国外交に転じた習近平の中国

中国の安全保障はどこへ向かうのか?
習近平政権中枢の意図を徹底解明し、
日中関係打開へのシナリオを描く書です。
日本語版オリジナルの書き下ろしに加え、
識者の寄稿を2篇収録してあります。

<印象に残った一文>
「百年単位の時間軸で考える。」

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ネット依存といじめ問題を考える

目次は次のとおりです。

第1章 メビウスの輪の翳り
(つながり過剰症候群/多様化する価値観 ほか)

第2章 つながりの格差化
(豊かさから美味しさへ/新自由主義とリスク化 ほか)

第3章 「いいね!」の承認願望
(暴走するつながり意識/SNSでの自己承認 ほか)

第4章 常時接続を超えて
(肥大する承認願望/イツメンという世間 ほか)

LINE疲れ、
快楽でなく不安からのスマホ依存、
友だち関係を維持するためのいじめ、
親友を作りづらいイツメン(いつも一緒のメンバー)同士のしがらみ…。
子どもたちが「つながり過剰症候群」に陥る社会背景と心理メカニズムとは?

「いいね!」を求めあう承認願望の肥大化と、
それはどう関わっているのか?
また、その隘路からの出口はどこにあるのか?
子どもたちの抱える問題を掘り下げる書です。

<印象に残った一文>
「人間関係の自由化」

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同じ轍を踏まないための「警告書」

目次は次のとおりです。

第1章 焦土からバブルの「宴」まで
ー戦後日本経済の疾走

第2章 「宴」の裏で悪魔が微笑んだ
ーバブル崩壊の爪痕

第3章 血税が底なし沼に消えた
ー政策誤操作で「戦後最悪の不況」へ

第4章 「小泉改革」の正体
ー戦後最長景気の幸運

第5章 そして「格差社会」が進んだ
ー日本型雇用慣行の崩壊

第6章 「日銀理論」の自縄自縛
ー迷走した金融政策

第7章 「国民の生活」は「第一」でなく
…背信のマニフェスト

なぜ政治家や官僚は「失敗」を繰り返すのか?
「失敗のツケ」を払うのはいつもわれわれ。
同じ過ちを繰り返さないためにバブル崩壊後の20年間の経済政策を振り返る書です。
同じ轍を踏まないための「警告書」です。
学びが多い本です。

<印象に残った一文>
「バブルを発生させたのも、必要以上に急激に崩壊させたのも当時の制作誤操作、企業経営者らの暴走であることを肌に感じてきた。」

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日本を不幸にする「霞が関」の正体

目次は次のとおりです。

1章 日本の官僚は、実は、“無能”だ
(「試験に通ったエリート」に弱い日本人/官僚の採用試験の仕組みはどうなっているのか ほか)

2章 「官僚神話」という幻想
(刷り込まれた「官僚信仰」/外国にあって日本にない仕組みとは ほか)

3章 「官庁の中の官庁」大蔵省の秘密
(国家公務員の「人事部」はどこにありますか?/官僚の給料と人員配置は、すべて財務省が握っている ほか)

4章 世にも恐ろしい官僚の作文術
(これが「官僚のレトリック」だ/官僚作文に仕掛けられた「罠」の実例 ほか)

5章 霞が関を“統制”する方法
(首相も官僚を“尊敬”していた?/言うことを聞かないのなら辞めてもらえ ほか)

「霞が関を敵に回した男」が、
面妖な官僚集団の中で過ごした28年間の実体験から
彼らの正体を解き明かす書です。
驚愕の内容です。

<印象に残った一文>
「国で産業政策を行えば、又天下り団体がたくさん作られるのが関の山ではないか。」

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世界経済の真実

目次は次のとおりです。

第1部 グローバリズムが世界を滅ぼす

第2部 グローバル資本主義を超えて
(トータリズム(全体主義)としてのグローバリズム/新自由主義の失敗と資本主義の未来/歴史は繰り返す?-第二次グローバル化の未来/国家の多様性とグローバリゼーションの危機ー社会人類学的視点から/新自由主義と保守主義)

第3部 自由貿易とエリートの劣化

世界経済でいま何が起きているのか?
「雇用や産業を保護するのは間違いで、
規制撤廃こそ唯一の成長戦略であり、
経済のグローバル化は歴史の必然だ」と言われるが、
現実はまったく逆。
グローバリズムこそが経済危機、格差拡大、社会崩壊を招くという世界経済の真実に迫る書です。

グローバリズムの実情を描く書です。

<印象に残った一文>
「グローバリズムが世界の成長の足を引っ張っている。」

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裏社会のシノギ驚愕の手口

目次は次のとおりです。

第1章 「伝説の詐欺帝王」前史
第2章 五菱会のヤミ金が原点
第3章 システム詐欺とは何か

第4章 ヤミ金からシステム詐欺に
第5章 鉄壁の経営とトラブル
第6章 システム詐欺と暴力団

第7章 思いついたイラク・ディナール詐欺
終章 システム詐欺がなくなる日

「オレオレ詐欺」「未公開株勧誘」「ヤミ金」etc.
「業界の頂点を極めた男」が明かした
裏社会のシノギ驚愕の手口です。
空恐ろしいの事実が満載です。

<印象に残った一文>
「詐欺師を取り巻く社会も同じように貧しく、理由を問わず、ただ財を得ることが嬉しい。」

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クリミア危機を的中させた話題の書

「影のCIA」の異名をとる情報機関ストラトフォーの創設者が、
21世紀に起こる政治・経済の危機、国際紛争、
宇宙や自然エネルギー開発を地政学的見地から予測する書です。
2020年までに中国は分裂の危機に瀕し、
ロシアはアジアや欧州に進出。
2050年、勢力を増した日本とトルコは、
米国、ポーランドと世界戦争に突入。
やがて世界の中心は北米に移り、
メキシコと米国が頂上決戦へ。
クリミア危機を的中させた話題の書です。

今後の潮流を知るために、読んでおきたい本です。

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改革と民主主義を考える

目次は次のとおりです。

第1部 日本政治の基礎知識
(政府と国会/政党・選挙と政治参加/内閣と行政/地方自治/政治の理念と座標軸)

第2部 民主主義とポピュリズム
(民主主義ーなぜ多数決だけではダメなのか/ポピュリズムー「考えさせない政治」のメカニズムと限界/政党システムー変化・継続と展望)

第3部 制度「改革」をめぐる議論
(首相公選・議員定数の削減・参議院廃止ー統治機構の集約化/道州制ー地方分権+「州央集権」/憲法96条改正ー国の基本ルールを5割の賛成で変えてよいか)

この1冊で、日本政治の基本と考え方がわかる。
民主主義、ポピュリズム、政党間競争、道州制、憲法改正などの議論を整理し、ていねいに解説してくれます。

政治が今までよりも身近になる書です、

私のサイトです。
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自分のことしか考えられない人たち

目次は次のとおりです。

プロローグ
ー二〇一四年はこれまでと違う時代の始まり

第1章 STAP細胞問題
ー綺麗な“リケジョ”の強すぎた自己愛

第2章 偽ベートーベン問題
ー“感動したい、もっと売りたい、目立ちたい”

第3章 パソコン遠隔操作事件
ー社会への恨みと自己愛の狭間で

第4章 止まらないヘイトスピーチ
ー公道で「死ね!」「殺せ!」と叫ぶ人たち

第5章 劣化する政治家たち
ーその発言、公人としてアウトでしょ!

第6章 SNSが日本を滅ぼす!?
-性犯罪・いじめ・自殺と“つながる”ネット社会

第6章 知性の劣化と言論の危機
ー反知性主義と市場の徹底化はパラレルに進む

エピローグ
ー「自分さえよければよし」の社会を考え直す


万能のSTAP細胞、現代のベートーベン、PC遠隔操作は誤認逮捕etc.
これらは数例の事例が偶然重なっただけだろうか?
いや、明らかに日本人は「劣化」しているのではないだろうか?
半世紀前の私たちは、こんな事件を短時日に立て続けに起こしたりはしなかった。
生真面目で慎重、誠実といった日本人の美徳が音を立てて壊れていく。

時代の流れを読む上で参考になる本です。

<印象に残った一文>
「STAP細胞問題も一人の自己愛的な研究者によって突然、出現したのではなく、時代や社会の流れの中でできた出来事のように思えるのだ。」

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実父から性虐待を受けた私の告白

目次は次のとおりです。

第1章 タカラジェンヌに憧れて
(東さんのお嬢さん/同性愛/憧れの宝塚音楽学校)

第2章 タカラヅカの「暴力」
(被害者の私/すみれ寮からの脱走/加害者の私/初舞台、そして退団)

第3章 薬物依存の混沌のなかで
(オーバードーズ/自殺未遂と閉鎖病棟/父の死)

第4章 父から受けた性虐待
(出会い/忌まわしい記憶/なかったことにする/カウンセリング/「さもありなん」/父への手紙)

第5章 私はいま、生きている
(ディズニーシー・ウェディング/春一番の祝福/ひろこさんと私の新婚ライフ/LGBTってなんだろう?/台北にて)

実の父から性虐待を受けて育った。
そのことを告白するには、長い時間が必要だった。
記憶が意識から切り離され、
自分の被害を思い出せなかった時間…。
つらすぎる記憶に、
恐れ、とまどい、逃げ回り、葛藤した時間…。
それでも、そのすさまじい暴力を「なかったこと」にはできなかった。
同性カップルの結婚式で話題の著者による衝撃の書です。

読んでいて、ちょっとつらい本ですが、著者を応援したいと思います。

<印象に残った一文>
「私は、私の「生きる力」を取り戻すためにこの本を書いた。」

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歴史と時代劇で今を知る

目次は次のとおりです。

第1章 不思議な江戸幕府の誕生
(対談 徳川家康が天下を取れた理由/飯田の経済談議ー「江戸時代」という経済システム ほか)

第2章 戦わぬ“武士”の矛盾
(対談 「元禄」という時代と「赤穂事件」/飯田の経済談義ー幕府財政を支えた「成長通貨」の発明 ほか)

第3章 江戸の繁栄と終わりの始まり
(対談 吉宗を名君たらしめるもの/飯田の経済談議ー「介入派」の正義と「放任派」の理想 ほか)

第4章 江戸260年の天寿
(対談 革命の条件が揃ったとき/飯田の経済談議ー進みすぎていた江戸の貨幣制度 ほか)

エコノミストと時代劇研究家が
「江戸経済」と「時代劇」から“今”を照らす書です。

面白い切り口の本です。

<印象に残った一文>
「日本人ってどこか独裁者が好きですよね。」

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東電OL事件DNAが暴いた闇

目次は次のとおりです。

プロローグ 新事実
第1章 発火
第2章 疑念

第3章 喪失
第4章 逸脱
第5章 忘却/第6章 故郷

第7章 浮上
第8章 自由
エピローグ 爪に残された『真実』

東京・渋谷区円山町で事件は起き、
ひとりの外国人に無期懲役の判決が下されました。
しかし事件から14年後、
新たなDNA鑑定が隠蔽された真実を明らかにし、
再審無罪の扉を開いたのです。
2012年度新聞協会賞を受賞したスクープのドキュメントです。

事件の真実に迫る書です。

<印象に残った一文>
「科学鑑定がいくら進歩しても、それを使うのはやはり人間である。」

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世界のお金を徹底解説

目次は次のとおりです。

奇妙な数字、奇妙な政治ーミャンマー
デノミに失敗した北朝鮮ー北朝鮮
独裁者が倒された後の紙幣ーリビア

イラク
ホメイニが睨む紙幣ーイラン
ユーロ危機を招いたギリシャーヨーロッパ
紙幣は2種類ーボスニア・ヘルツェゴビナ

難民キャンプで通用する紙幣は?-シリア
ヨルダン
偽造に悩むアメリカドルーアメリカ

日本の援助が紙幣の図柄にー日本のODA
南アフリカとマンデラの死去ー南アフリカ
円から日本社会が見えてくるー日本

お金はどう使われているか?
世界の経済はどう動くのか?
お金と世界情勢のつながりとは?

日本、アメリカ、ヨーロッパ、アジア、中東、アフリカ、仮想通貨ビットコインまで、
世界のお金を徹底解説してくれます。

ドルの秘密、ユーロの本質、
円と社会の関わりなど、
お金を見れば、世界の動きは一目でわかる!

いまの世界を理解するために必要なエッセンスが、
詰まった本です。

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