社会・政治: 2020年2月アーカイブ

企業の利益が増えても、なぜ賃金は上がらないの


目次は次の通りです。

第1章 企業利益が増えたのはなぜか?-3つのステップで企業利益の動向を理解しよう

第2章 新しい二重構造が発生しているー3つのステップで日本企業の業績動向を理解しよう

第3章 なぜ賃金が上がらないのか?-3つのステップで賃金が上がらないメカニズムを理解しよう

第4章 低賃金にあえぐ家計の実態ー3つのステップで賃金格差や非正規雇用の実態を理解しよう

第5章 日本の将来を担う産業は何か?-3つのステップで日米経済構造の違いを理解しよう

第6章 金融政策を検証しようー3つのステップで金融政策の効果を理解しよう

第7章 カネ余りのために金融緩和が効かなかったー3つのステップで「カネ余り現象」を理解しよう

第8章 統計不正問題とは何だったのか?-3つのステップで「統計不正問題」を理解しよう

第9章 日本経済をデータで探る
統計データから、政府やメディアの情報ではわからない真実が明らかに。

統計データから、政府やメディアの情報ではわからない真実が明らかになります。
いろいろな気付きを与えてくれます。

<印象に残った一文>
「・疑問を持とう・仮説を立てよう・データで確かめてみよう」

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旧慣を残しつつ変遷する中国ビジネス習慣の最前線


目次は次の通りです。

プロローグ 中国企業はすぐそこに
第1章 中国人社長がやって来た!
第2章 中国企業で働く、ということ  
  
第3章 こんなに違う会社のしきたり
第4章 面子は時に仕事より大事
第5章 中国の常識は、日本の非常識   

第6章 中国人も戸惑っている           
第7章 お客様は中国人

ある日突然、会社が中国資本にーそんな未来は、もしかしたら私たちのすぐそばまで来ているかもしれない。
夜中2時3時までサービス残業を厭わないエリートたち、携帯の機種で相手の社会的地位を判断、クオリティよりスピード、政治を無視すると何もできない...。
旧慣を残しつつ変遷する中国ビジネス習慣の最前線を、中国メディアで約10年勤務経験のある著者の目を通じて分析した書です。
今後の潮流を読む上で参考になる書です。


<印象に残った一文>
「中国人は、神様が日本人でも、果敢に歯をむいて「商売」しているのだ。」」

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DNA全解析とクリスパーの衝撃


目次は次の通りです。

第1章 ゲノムから私たちの何が分かるのか?-遺伝子検査ビジネスの現状と課題
(遺伝子で結婚相手を選ぶ時代/DTCの始まり ほか)

第2章 ゲノム編集とは何か?-生物の遺伝情報を自在に書き換える技術の登場
(ゲノム編集でハゲが治る?/偶然に頼った初期の遺伝子操作技術 ほか)

第3章 見えないゲノム編集食品
(知らぬ間に食卓に上るゲノム編集食品/米国人はすでにゲノム編集食品を口に入れている ほか)

第4章 科学捜査と遺伝子ドライブ、そして不老長寿ーゲノム技術は私たちの社会と生態系をどう変えるか
(未解決事件にも寄与するDNAデータベース/DNA家系図サイトとは ほか)/おわりにーゲノム編集は二一世紀の優生思想につながるのか

ゲノムとはDNAに記された全遺伝情報。
その解析と利用が今、急ピッチで進んでいる。
遺伝子検査サービスに、がんゲノム医療、ゲノム編集食品、さらには刑事事件の捜査や生態系の改変まで...。
それはまさに「ゲノム革命」とも呼べる劇的な展開だ。
特にゲノム編集では、画期的な治療法の開発や農作物の品種改良が進む一方で、安全性や倫理問題など深刻な懸念も噴出している。
その全貌を描き出し、生殖医療や食糧、環境問題など、さまざまな分野に波及するゲノム革命の光と影を論じる書です。

<印象に残った一文>
「ある意味、遺伝子とは神から自分に与えられた運命であり、どのようにしても変えることができません。」



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2020年は日本の雇用が大変革を遂げる年


目次は次の通りです。

第1章 日本から「定年」が消滅する
第2章 大きく変わる企業の採用
第3章 トヨタ「採用の半数が中途」の衝撃

第4章 人材育成の仕組みを再構築する
第5章 これからを生きるための最大の武器

すべての日本人の人生にとって、深く関りがある本です。
2020年は日本の雇用が大変革を遂げる年になるからです。
AIなどのデジタル技術の普及に伴って、若手にとっても、中堅にとっても、ベテランにとっても、高齢者にとっても、無縁ではいられない雇用の流動化が起ころうとしているのです。
これからの日本では、大学を卒業後に就職して70~75歳まで働くことになるので、個人の会社員生活は50年前後と、今の定年より10~15年程度も長くなります。
現在24年にまで縮まってきている企業の平均寿命が将来的に20年を切るようになったら、会社員生活は企業寿命の2.5倍を超える長さになってしまうというわけです。
平均的な働き方をする日本人であれば、計算のうえでは人生で3つの仕事や会社を経験しなければなりません。
そこで充実感のある人生を歩み続けるためには、どうすればいいのか?
今後の潮流を読む上で参考になる書です。

<印象に残った一文>
「充実感のある人生を歩み続けるためには、ひとつの仕事や会社に従事する期間を15~20年に区切って自らのキャリアを見直し、必要に応じたスキルアップを図っていくことが肝要です。」

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日米弁護士コンビ怒りの告発!!

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日弁連という病 [ ケント・ギルバート ]
価格:1540円(税込、送料無料) (2020/1/16時点)


目次は次の通りです。

第1章 日弁連の「死刑制度廃止論」のウソ
第2章 問題だらけ! 日弁連の実態
第3章 非現実的な日弁連の「恒久平和主義」

第4章 韓国籍副会長誕生で日弁連はどうなる?
第5章 日韓関係を悪化させた日弁連の罪
終 章 日弁連を改革せよ

日米弁護士コンビ怒りの告発!!
多くの弁護士は怒っている!「日弁連は政治活動の道具ではない!!」
ギルバート「日弁連は、会や会長名義で、さまざまな政治的な意見書や声明を出していますが、まるで日本共産党や左翼団体のような主張をしているのです。」
北村「弁護士が有志でするのであれば、その政治的主張が右だろうが左だろうが自由です。問題は、これらの意見が日弁連の名前で出されていることです。」
ギルバート「そもそも、なぜ弁護士の団体が、わざわざこのような特定の立場に立った意見を出さなければいけないのでしょうか。」
北村「日弁連の中には、特定の思想・信条を持った勢力があります。私には、彼らが政治目的のために日弁連という名前を利用し、あたかも『弁護士の総意』であるかのように装っているとしか思えません。」
一般報道では知ることのできない内容です。

<印象に残った一文>
「日弁連が政治活動の道具として使われているという現状」


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THE FATE OF THE U.S.-CHIN


アメリカが中国を「為替操作国」に認定したことにより、第二局面の「金融戦争」に突入している。
ドルvs.人民元では、中国に勝ち目はない...。
米中覇権争いに中国がどのように敗戦していくか、歴史と地政学から読み解く書です。
今後の潮流を読む上で参考になる書です。

<印象に残った一文>
「米中戦争は中国敗戦に向かって進んでいく。」


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リスクを減らす行動学


目次は次の通りです。

序章 がんに人生を邪魔されないために
第1章 がんを知ろう
第2章 リスクを減らす生活習慣を身につけよう

第3章 早期発見の重要性と診断法を知ろう
第4章 治療法を理解しよう

第5章 がんと生きる知恵を学ぼう
第6章 社会の中でがんと向き合う

がんは日本人の2人に1人が患う病気です。
「いま元気だから」
「親や兄弟にがんになった人がいないから」
...そんな理由で目を向けずにいると,やがて,がんに人生を阻まれてしまうかもしれません。
著者の中川恵一氏は,日本経済新聞の人気連載「がん社会を診る」(毎週水曜夕刊掲載)を通じて,
国民全体のがんリテラシーを高めることを目指し,基礎知識から最新の検査方法や治療方法,
社会制度まで役に立つ情報を毎回わかりやすく解説しています。
本書はこの日経新聞の連載記事をベースにして,新たに書き下ろし原稿を加え,再構成しました。
がんの「基礎知識」「リスクを減らす生活習慣」「早期発見の重要性」「最新の診断法や治療法」
「社会の取り組み」などを具体的に紹介します。いま健康な毎日を楽しんでいる人にこそ,
知っておいてほしい知識と情報をお伝えします。
いろいろな気付きを与えてくれます。

<印象に残った一文>
「がんは遺伝子の老化ともいえる病気ですから、年齢とともに増えていくのは当然です。」

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人工知能への手紙


人工知能がどう進もうとも、人類の存在価値は揺るがない。
黎明期から37年にわたり研究開発に携わってきた著者が今こそ断言する、AIと人間の臨界。
「人工知能に何をさせないか」ーー将来読書をするであろうAIに向けて綴られたこの手紙は、AIとの共存が大前提の未来を生きる私たちへの、AIのトリセツ・自身の脳のトリセツの最終回答でもある。
今後の潮流を読む上で参考になる書です

<印象に残った一文>
「人生に寄り添う人工知能は完璧を目指してはいけない。「完璧な人生」は実のところ完璧じゃないからだ。人生の奇跡は、不完全の中にある。」

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確かなデータの裏付けや個別インタビューによる興味深い実例とともに深堀り


「親リッチ」とは、日本で急増している富裕層の子どもや孫たちのこと。
彼らは何にお金を使い、どんな暮らしているのか?
今や隠れた消費の主役とも言える「親リッチ」の実像、多様なライフスタイルに迫る書です。
日本では近年、富裕層世帯数が急増しています。
景気低迷が続くなか、所得階層の二極化は確実に進んでおり、野村総合研究所の推計では、2017年には純金融資産保有額が1億円超の世帯が126.7万世帯、2011年比で56.4%もの大幅増加となりました。
富裕層の大幅な増加は、その子ども・孫世代である「親リッチ」の大幅な増加を意味します。
しかし、その実像は専門家にも意外なほど知られていない。
親リッチは、一般に思われているような浪費家ではなく、蓄財に励むばかりの倹約家とも一線を画します。
確立されたブランドを好む親世代の保守的な価値観とは異なるイノベーターの一群が静かに台頭しつつあります。
富裕層マーケットは実態が正確に伝わりにくいと言われますが、本書はさらに情報が少ない「親リッチ」に焦点を合わせ、彼らの消費やお金に関する意識・行動の実態、さらには独特の価値観やライフスタイルを、確かなデータの裏付けや個別インタビューによる興味深い実例とともに深堀りします。
今後の潮流を読む上で参考になる書です。

<印象に残った一文>
「親リッチ及びその親や祖父母は、家族の結びつきを強くすることを重視する。」

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被害と冤罪をめぐる社会学


目次は次の通りです。

1 事件としての痴漢
(痴漢事件はどのくらい起こっているのか/痴漢事件はどう捜査されるか/痴漢を取り締まる条例)

2 痴漢の社会史ー痴漢はどう語られてきたのか
(戦後から一九六〇年代~電車内痴漢という被害/一九七〇年代~悩まされる女性たち/一九八〇年代~文化と娯楽としての痴漢/一九九〇年代~痴漢ブームと取締りの変化/二〇〇〇年以降~痴漢冤罪と依存症へ)

3 痴漢冤罪と女性専用車両
(いま、冤罪ばかりが語られる理由/女性専用車両をどう考えるか)

戦後から現在までの雑誌や新聞記事を分析し、これまで痴漢がどう捉えられ、社会の意識がどうつくられてきたかを読みとく、これまでなかった痴漢研究の書です。
一般報道では知ることのできない内容です。

<印象に残った一文>
「男性であれば誰でも動機を有しているとみなされているといってもいい。」

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AIの時代に生じる諸問題を考え、対処する道筋

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AIの時代と法 (岩波新書) [ 小塚 荘一郎 ]
価格:924円(税込、送料無料) (2019/12/30時点)


目次は次の通りです。

第1章 デジタル技術に揺らぐ法
 1 デジタル技術と人間の能力の拡張
 2 法制度に対する期待と不満

第2章 AIとシェアリング・エコノミーーー利用者と消費者の間
 1 消費者がモノを持たない時代
 2 AIの間違いと暴走
 3 責任の所在ーーメーカー・売り手・プラットフォーム

第3章 情報法の時代ーー「新時代の石油」をめぐって
 1 プライバシー対「データの活用」
 2 誰のプライバシーか
 3 情報法の構造

第4章 法と契約と技術ーー何が個人を守るのか
 1 AIに関する原則と「コード」の支配
 2 縮小する「法の領域」
 3 間違わないAIの問題

第5章 国家権力対プラットフォーム
 1 仮想通貨は国家を壊すか
 2 デジタル版の「新国際経済秩序」
 3 法を執行する「コード」と権力に対抗する「コード」

第6章 法の前提と限界
 1 スマートコントラクトと近代法
 2 社会を守るガバナンス

AIの利用が普及し、データの価値が増大する時代には「モノからサービスへ」、「財物からデータへ」、そして「法/契約からコードへ」という変化が生じる。
それは法の世界に大きな変革をもたらし、さらに法の考え方の基盤を揺るがすようなインパクトを持つだろう。
AIの時代に生じる諸問題を考え、対処する道筋を描き出す書です。
今後の潮流を読む上で参考になる書です。



<印象に残った一文>
「AIが法を変えるという入りも、近い将来にAIが法を超えてしまうのではないかとすら思われるのである。」

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悩めるすべての親へ心が軽くなる37のヒント


目次は次の通りです。

01 子どもはもともとは主体的な生き物
02 手をかけないほど、子どもは自律する
03 不幸になるなら「理想の子育て論」はいらない
04 子どもは思うようには育たない
05 どんな環境でも挑戦できる強い脳はつくれる
06 親はいい加減くらいでちょうどいい
07 親密な親子関係が幸せとは限らない
08 子どもの問題は大人が勝手につくっている
09 あえて言葉にしないほうが、うまくいくこともある
10 親が社会を否定してはいけない

11 本当の厳しさとは「信用」
12 ゆとりのない経験こそが、ゆとりの心を育てる
13 1等賞は称えない
14 なんでもかんでも叱らない
15 叱るときは「子ども基準」で考える
16 言葉や態度にしなければ、想いは伝わらない
17 子どもを変える「タイムマシン・クエスチョン」
18 差別する心は消せなくても、差別しない行動はできる
19 嘘も大切なコミュニケーションスキル
20 偽善者でいいんだ

21 ゲームに夢中なときだって、生きる道を見つけるチャンス
22 食べ物の好き嫌いがあったっていい
23 汚い言葉遣いから、「言葉がどう伝わるか」を考えさせる
24 友達が多いか少ないかは、たいした問題じゃない
25 「習いたがる子」をつくらないことが、子育ての本質
26 家庭学習の習慣は、子どもの時間を奪うだけ
27 特性に縛られすぎてはいけない
28 読み書きが苦手でも、活躍する道は必ずある
29 学べる場所は、学校だけじゃない
30 「読解力」より「伝える力」を磨こう

31 受験に失敗したときこそ淡々と過ごす
32 学校からの呼び出しは、子どもを「叱る」ためじゃない
33 約9割の子どもがいじめ加担者
34 いじめは客観的事実で解決に導く
35 本来、子どもは未熟なもの
36 遠慮なく学校、教育委員会と連絡を取ろう
37 全員が当事者になることで教育が変わる

友達は多いほどいい、学校には行かなきゃならない、親子は親密なほうがいい...
そんなことはありません!
悩めるすべての親へ心が軽くなる37のヒント。
いろいろなヒントが詰まっています。

<印象に残った一文>
「子どもをいつ手放すかを逆算しながら子育てしましょう」

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薬物・アルコール依存症からのリカバリー


目次は次の通りです。

第1部 ある依存症者の生き様ーーリカバリー、それは「生きる」ことへの根源的な問い掛け
 第1章 生きづらさを非行で表現していた幼少期~思春期
 第2章 アルコールに溺れ、精神科・刑務所を入退院、自傷を繰り返した青年期
 第3章 リカバリハウスいちごとの出会い
 第4章 ピアサポートとは

第2部 依存症からの回復のために必要なことーー当事者として、支援者として、社会に向けての提言
 第1章 依存症者としての自分自身を振り返って
 第2章 依存症者としての経験から支援を考える
 第3章 依存症者として生きる私からの社会への提言

中学生のときに不良グループから強制的にシンナーを吸わされ、鑑別所、少年院へ。
18歳でホストになったことをきっかけに酒に溺れ、アルコール依存症等で精神病院への入退院は48回。
30歳で窃盗などで刑務所にも3年間服役。
末期がんの父親の最期にも立ち会わず仲間と薬物にふけり、家族とも断絶。
出所後、「リカバリハウスいちご」とつながり、ピアカウンセリングや就労支援を受け、10年以上をかけて少しずつ回復。
現在は、同団体員として働いている。
当事者の立場から、アルコール・薬物依存の治療の場である精神科医療の閉鎖病棟、保護室、拘束帯など、様々な人権侵害を指摘。依存症回復者が地域社会で生きる際の課題、家族・医療者・支援者の心構え、日本の依存症対策の問題点なども列挙。
いろいろな気付きを与えてくれます。

<印象に残った一文>
「私のようなひどい状態を生き延びた依存症者がこの街の中にたくさんいるんだ。」

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日高義樹論考集


目次は次の通りです。

石油新時代と日米安保体制の終焉
中国のダンピングが世界経済を潰した
中国サプライチェーンの終焉
イデオロギーのない強靱さ
トランプ化するアメリカ
台頭するアメリカの新しい政治勢力
フェイクだったロシア疑惑
習近平の大誤算
通商戦争から軍事対決へ
中国は大英帝国にはなれない
アメリカに敗れ去る中国
トランプ対中国戦略の強さの秘密
米国の誤算、日本の幻想
日本は孤立し、独立する

日本人の多くは米中貿易戦争の結末を勘違いしています。
この戦いは「中国製造2025」とアメリカ製造業の競争などというまともな話ではありません。
共産党が民間企業に補助金を与えて輸出価格をダンピングし、利益を得る不正な経済構造を潰さない限り、世界経済の低迷は止まらない、ということなのです。
だから中国の経済構造、サプライチェーン網が「ぶっ壊れる」までトランプ大統領は攻撃をやめないでしょう。
習近平主席が夢見る一帯一路の「中華帝国」は、帝国の条件である「人口・食糧・エネルギー」を兼ね備えておらず、失敗に終わらざるをえない。
そして両国によい顔をしようとする安倍外交は結局のところ、どちらの理解も得られず一人ぼっちの境遇に陥る。
しかし、問題はそこからです。
トランプ再選、習近平敗北の状況は孤立した日本に唯一最後の「自立のチャンス」を与えるでしょう。
これ以上リアルな見方はない、といってよい透徹したビジョンが日米中の角逐関係を射抜く書は、今後の潮流を読む上で参考になる書です。

<印象に残った一文>
「アメリカの考え方は日米安保条約に基づいて、アメリカが日本経済のためにしーレ-ンの安全を守るという体制が終わったことをはっきりと示している。新しい石油事情の時代は、アメリカに安全のすべてを頼る時代の終わりを意味している。」

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刑事指導官・風間公親


T県警が誇る「風間教場」は、キャリアの浅い刑事が突然送り込まれる育成システム。
捜査一課強行犯係の現役刑事・風間公親と事件現場をともにする、マンツーマンのスパルタ指導が待っている。
三か月間みっちり学んだ卒業生は例外なくエース級の刑事として活躍しているが、落第すれば交番勤務に逆戻り。
風間からのプレッシャーに耐えながら捜査にあたる新米刑事と、完全犯罪を目論む狡猾な犯罪者たちとのスリリングな攻防戦の行方は!?
テレビドラマ化も話題の「教場」シリーズ、警察学校の鬼教官誕生の秘密に迫る第三弾。
物語の中にどんどん引き込まれていきます。

<印象に残った一文>
「女は男で変わる。男は女で変わる。」


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「繁栄の方程式」が変わった!

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「国家の衰退」からいかに脱するか [ 大前 研一 ]
価格:1650円(税込、送料無料) (2019/12/22時点)


目次は次の通りです。

第1章 劣化する政治 安倍政権「愚策」の研究
(消費増税ー矛盾だらけの軽減税率、ポイント還元...「哲学なき増税」の欺瞞/サラリーマン増税ー「年収850万円超は負担増」が間違っているこれだけの理由/年金増税ー不安をなくし、人生を謳歌するための税制にシフトせよ ほか)

第2章 空転する外交 「自国第一主義」にどう対するか
(日米関係ー判断基準はすべて金..."トランプ小劇場"の茶番劇を読み解く/世界概観ートランプ的"ミー・ファースト"国家は隘路に嵌まる/米中貿易戦争1-まるで子供のケンカ?"報復合戦"の落としどころを考える ほか)

第3章 次なる戦略 日本「再起動」のための処方箋
(選挙制度改革ー「参院6増」をゴリ押しした政治家はこうして選び直せ/"万年野党"改造ーなぜ日本の野党はこれほど情けない状況になっているのか/地方議会改革ー議員「なり手不足」問題の解決策は"議会廃止" ほか)

消費増税、働き方改革、異次元緩和...
国と一緒に沈むのか、世界の富につながるか。
「繁栄の方程式」が変わった!
安倍政権「愚策」研究から日本「再起動」戦略まで徹底解説。
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「国が滅びようとも自分たちは生き延びていく」

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統合された世界資本主義とグローバルな内戦


目次は次の通りです。

グローバルな内戦と統合された世界資本主義に関する"30の宣言"
(1)われわれは、新たな戦争機械の構築の時代に入ろうとしている
(2)現在、金融資本主義が、"グローバルな内戦"を引き起こしている
(3)世界中で"内戦の主体化"としての運動が巻き起こっている

(4)「内戦」と「戦争」をどう考えるか?
(5)経済とは、戦争の目的を別の手段により追求することである
(6)新たな植民地戦争は、世界の「中心部」で発生している

(7)通貨と戦争は、世界市場の軍事警察である
(8)戦争と通貨と国家は、資本主義を構成する存在論的力である
(9)資本主義のすべての岐路には「創造的破壊」ではなく"内戦"がある

(10)「本源的蓄積」は、資本主義発展が常に必要とする"継続的蓄積"である
(11)資本主義ー工業主義と軍事主義との密接な関係を、マルクスは見過ごした
(12)資本の「歴史的超越性」--世界の"システマティックな植民地化"の作用主体としての資本

(13)資本/国家/軍隊の関係ーー労働の分業化は、兵士の専門職化とともに行なわれた
(14)民事/軍事、平和/戦争を統合した戦争機械が「統合された世界資本主義」を推進する

(15)「総力戦」体制によって、社会とその生産力の戦争経済への全面的従属が始まった
(16)"戦争福祉(ウォーフェア)"が"生活福祉(ウェルフェア)"を準備した
以下略

なぜ資本は戦争を求めるのか?総力戦から冷戦へ、そして、対テロ戦争、グローバルな内戦へやむことなく戦争を求める経済のメカニズムを明らかにする。
資本主義が存続するかぎり、戦争は終わらない!
今後の潮流を読む上で参考になる書です。

<印象に残った一文>
「資本主義のすべての岐路には、「創造的破壊」ではなく、"内戦"がある。」

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