社会・政治: 2020年6月アーカイブ

繰り返される40年の対立


目次は次の通りです。

第1章 米・イラン相互不信の歴史
第2章 オバマ「核合意」の失敗
第3章 トランプ政権の対イラン戦略

第4章 限界近づくイランの「戦略的忍耐」
第5章 イランを締め上げるトランプ

第6章 イランの「最大限の抵抗」戦略
第7章 軍事衝突に向かう米国とイラン

米国とイランは一九八〇年に断交して以来、四〇年にわたって対立を続けてきた。
トランプ大統領の登場で、その対立は激しさを増し、二〇二〇年一月三日のソレイマニ司令官殺害でピークに達した。
その後も米国の圧力は続き、イランの抵抗も続いている。
危機は去っておらず、両国の対立が軍事衝突に発展する可能性は高い。
なぜ米国とイランはここまで憎しみあい、敵対するのか?
両国の抗争の歴史を振り返り、イランが生存をかけた危険な勝負に出ている危機の実態に迫る書です。
今後の潮流を読むうえで参考になる書です。

<印象に残った一文>
「イランは米国との全面戦争は避けつつも、得意とする非正規戦で米国を苦しめる作戦は引き続き継続すると考えられる。」

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国際的な労働力移動の舞台裏


目次は次の通りです。

序章 ベトナム人技能実習生になりたい
第1章 なぜ、借金をしてまで日本を目指すのか
第2章 なぜ、派遣費用に一〇〇万円もかかるのか

第3章 なぜ、失踪せざるを得ない状況が生まれるのか
第4章 なぜ、特定技能外国人の受け入れが進まないのか
第5章 ルポ韓国・雇用許可制を歩く

中国にかわり技能実習生の最大の供給国となったベトナム。
「労働力輸出」を掲げる政府の後押しもあり、日本を目指す農村部の若者たち。
多額の借金を背負ってまで来日した彼らの夢は「三〇〇万円貯金する」こと。
故郷に錦を飾る者もいれば、悪徳ブローカーの餌食となる者もいる。
劣悪な企業から逃げ出す失踪者は後を絶たない。
日越の関係機関、実習生、支援団体を取材し、単純労働者の受け入れ先進国・韓国にも飛んだ。
国際的な労働力移動の舞台裏を全部書く。
現代社会の現実を垣間見る書です。

<印象に残った一文>
「2025年に人手不足のピークは来るが、それを乗り越えれば外国人のいらなくなる。」

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欲望に踊らされた男たちの終わらない闘いを描く経済サスペンス

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不発弾 (新潮文庫) [ 相場 英雄 ]
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大手電機企業が発表した巨額の「不適切会計」。
捜査二課の小堀秀明は、背後に一人の金融コンサルタントの存在を掴む。
男の名は、古賀遼。貧しい炭鉱街の暮らしから妹を救うため、体力頼みの場立ち要員として証券会社に就職。
狂乱のバブルを己の才覚のみでのし上がった古賀は、ある事件をきっかけに復讐を始めるのだったー。
欲望に踊らされた男たちの終わらない闘いを描く経済サスペンス。
物語の中にどんどん引き込まれていき、いろいろな気付きを与えてくれます。

<印象に残った一文>
「幸せは自分で作れ。そんなものは他人からもらうもんじゃない。」

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アパレル産業の「今」と「未来」

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誰がアパレルを殺すのか [ 杉原 淳一 ]
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目次は次の通りです。

第1章 崩れ去る"内輪の論理"
(アパレルの墓場に見た業界の病巣/中国依存で失ったモノ作りの力/「売り場の罪」を背負うSCと百貨店/「洋服好き」だけでは、やっていけない/そして、勝ち組はいなくなった)

第2章 捨て去れぬ栄光、迫る崩壊
(ウィメンズ・エンパワメント・イン・ファッション会長 尾原蓉子氏「変わらなければアパレル業界は滅ぶ」/ファーストリテイリング会長兼社長 柳井正氏「もう、"散弾銃商法"は通用しない」)

第3章 消費者はもう騙されない
(既存勢力が恐れる米国発の破壊者/「買う」から「手放す」までネットで完結/大量生産の逆をいく「カスタマイズ」)

第4章 僕らは未来を諦めてはいない
(国内ブランドだけで世界に挑む/オープン戦略で世界市場を切り拓く/服を売ることだけが商売になる/「来年にはゴミになる」服を作らない)

アパレル業界がかつてない不振にあえいでいる。
オンワードホールディングス、ワールド、TSIホールディングス、三陽商会という業界を代表する大手アパレル4社の売上高は激減。
店舗の閉鎖やブランドの撤退も相次いでいる。
またアパレル業界と歩みをともにしてきた百貨店業界も、地方や郊外を中心に店舗閉鎖が続き、「洋服が売れない」事態は深刻さを増している。
なぜ突如、業界は不振に見舞われたのか。
経済誌「日経ビジネス」の記者が、アパレル産業を構成するサプライチェーンのすべてをくまなく取材した。
ユニクロを展開するファーストリテイリングの柳井正会長兼社長は、「もう、"散弾銃商法"は通用しない」と業界不振に警鐘を鳴らす。
大手百貨店首脳は「我々はゆでガエルだった」と自戒。
業界を代表する企業の経営者から、アパレル各社の不良在庫を買い取る在庫処分業者や売り場に立つ販売員まで、幅広い関係者への取材を通して、不振の原因を探った。
また本書では、業界の将来を担うであろう新興企業の取り組みについても取材した。
ITなどを武器に、業界の「外」から勢力図を変えようとするオンラインSPA(製造小売業)や、業界の「中」から既存のルールを変えようと挑戦するセレクトショップなど、国内外の新興プレーヤーの取り組みを紹介する。
この1冊を読めば、アパレル産業の「今」と「未来」が鮮明に見えるはずです。
今後の潮流を読むうえで参考になる書です。

<印象に残った一文>
「業界内では常識だが、世間一般から見れば非常識になっている慣行は少なくない。」

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なぜ京都はもてなし上手なのか


目次は次の通りです。

第1章 宴あれば配膳さんの出番あり
第2章 料亭の裏舞台
第3章 能と茶の見えない糸

第4章 点心づくり
第5章 祇園さん
第6章 もてなしの極意

第7章 もてなしの美学
第8章 姻戚でむすばれた都
第9章 座敷の空間演出

第10章 西陣、いまとむかし
第11章 水屋仕事にはげむ

京都にだけ存在する男性だけの職業、「配膳さん」。
紋付き袴のいでたちで、茶事、宴会、儀式など、さまざまな行事の進行を、万事、裏方でとり仕切る。
「配膳」という仕事を通して、京都という町が育んできた「もてなし」の精神、その美的感覚と技術を生き生きと伝える書です。
いろいろな気付きを与えてくれます。

<印象に残った一文>
「「和のもてなし」の原型は京都にある。その源には日本人の美的感覚のすべてが息づいている。」

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必読の一冊!


目次は次の通りです。

第1章 世界を変える!新世代通信システム「5G」とは?
(5Gが注目されるわけ/そもそも5Gとは? ほか)

第2章 押さえておきたい!5Gのしくみと技術
(スマートフォンがつながるしくみ/スマートフォンはどんな電波を使っているのか ほか)

第3章 どう変わる?5G時代のビジネスシーン
(5Gスマートフォンの登場/ラストワンマイルをつなぐ「5G FWA」 ほか)

第4章 5Gが加速させる新しいビジネスと社会
(5Gを取り巻くモバイル市場環境/拡大する映像配信ビジネス ほか)

第5章 海外の最新動向と次に来る「6G」の世界
(5G大国・アメリカ/コンテンツ大国・韓国の5G展開 ほか)

ローカル5G、クラウドゲーミング、拡大する動画市場、スマート工場、遠隔医療、コネクテッドカー、無人化する農業、海外の最新動向。あらゆる産業が激変する5Gの最前線を図解で徹底解説!
ビジネスヒントが満載!です。
今後の潮流を読むうえで参考になる書です。

<印象に残った一文>
「私たちの身の回りにある様々な製品がIOT化され、5Gによってその流れは加速化していきます。」

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ローカル、半農、ナリワイへ


目次は次の通りです。

第1章 Re:My Story-私が選択した道
第2章 Re:Growth-いつまで成長しなくちゃいけないの?
第3章 Re:Thinking-常識を手放し、思考を捉え直そう

第4章 Re:Life-まずは暮らしから変える
第5章 Re:Work-働くことの本当の意味 仕事を捉え直そう

第6章 Re:Economic Growth-経済成長という神話 カラクリの謎を解く
第7章 Re:Future-誰もが生き続けられる未来を創る

この本を読んで「会社をやめた」「地方に移住する」「小さな起業をする」「食べ物を育ててみる」「思い切って踏み出せた」という人が続出。
地域でナリワイを興して生きるための、体験と実践と理論に満ちた本。
嫌な仕事で経済的豊かさを追うのではなく、競争を降り、地域に分散し、「できる」ことを増やし、自由と幸福へ。
いろいろな気付きを与えてくれます。

<印象に残った一文>
「行動しないなら服が続く、行動するなら幸せに近づける」

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"神"の人類史を解明する書


目次は次の通りです。

"神"の似姿を求めて
第1部 伏在する魂
(エデンの園のアダムとイヴ/獣たちの王/樹幹に見える顔)

第2部 人格化された"神"
(狩猟民から農耕民へ/高位の神々/神々の中の最高神)

第3部 "神"とは何か?
(一神教の"神"/三位一体の"神"/すべてに遍在する"神")/万物の創造を司る「一なるもの」

はじまりは4万年前、太古のサピエンスが洞窟の奥深くに残した壁画。
それはなぜ今あるような"神"になったのか。
ネアンデルタールの祭壇、初期サピエンスの壁画、メソポタミアでの文字の発明。
エジプトとギリシャの神々を経て、ユダヤ教、イスラム教、キリスト教へー。
膨大な文献資料の分析から、キリスト教以前のユダヤ教やイスラム教までも取り込み、"神"の人類史を解明する書です。
いろいろな気付きを与えてくれます。

<印象に残った一文>
「人間の脳は(神)を人格化せずにはいられない。」

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成功のルールブック


目次は次の通りです。

はじめに 自制心と成功の関係
1 まずは問題を認識しよう(なぜ人は未来の価値を低く見積もるのか/意志の力が失敗を呼ぶわけ)
2 感情の道具箱(感謝は過去ではなく、未来のもの/思いやりが内面の力や平和を築く/誇りと忍耐)

3 広がっていく感情の力(社交的であることが成功を呼ぶ/外へのひろがりー手を高く掲げると、伸びていく/個から集団へー社会的成功を促す)
さいごに 感情こそ人間の大いなる武器

個人の目標達成から、チームのパフォーマンス向上、子育て・教育まで、成功の鍵は意志の力ではなく、一見当たり前の3つの感情にあった。
気鋭の心理学者がいま、「成功のルールブック」を刷新する!
目から鱗の情報が満載です。


<印象に残った一文>
「特定の感情を無視したり抑えたりするのではなく、それをうまく利用することが長期的な目標を実現する上でより良い道を開いてくれる」

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日本の保守派が全く知らない世界の保守派の動きがここに


目次は次の通りです。

はじめにー政治は「選挙」の影響を受ける
第1章 メディアの妄想、トランプ政権の誕生2016-2019年
第2章 2020年大統領選挙ーラストベルトからサンベルトへ

第3章 アジア・太平洋情勢ー戦争は「あり得ない」か?
第4章 2020年大統領選後ー世界のどんでん返し/第5章 日本人の選択

世界のどんでん返しが始まった!
民主党大統領・上院・下院のトリプル政権誕生?
韓国の軍事力が日本の脅威に。
外交・安全保障上の最重要課題は「米軍の再建」
メディアが報じるトランプ政権の報道は表層的です。
新聞・テレビ・論壇誌が扱う記事や論考は、メディアが期待する妄想がそのまま反映されています。
日本の政治運動、特に保守系のグラスルーツは完全にガラパゴス化しており、世界の動きから隔絶された空間に置かれています。
保守派に分類される政党が「大きな政府」の言説を平然と主張し、増税を繰り返す理由は、日本の保守派が世界の保守派のことを知らないことに起因します。
ワシントンD.C.で実施される完全非公開・招待制の全米共和党保守派のミーティング「水曜会」に出席する著者が、二次情報に頼らず、「選挙」の視点から真正面から米国政治と格闘し、得た情報と認識がメディアを揺がします。
日本の保守派が全く知らない世界の保守派の動きがここに。
今後の潮流を読むうえで参考になる書です。

<印象に残った一文>
「2020年大統領選・上下両院議会議員でトランプ大統領および共和党が敗北し、民主党大統領・民主党上院・民主党下院(トリプルブルー政権)が誕生する。」

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体系的に「法と心理学」を解説

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法と心理学への招待 [ サトウ タツヤ ]
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目次は次の通りです。

第1部 「法と心理学」入門
(生活と法と心理ー生活の出来事を「法と心理学」の視点から読み解く/犯罪と心理ー加害と被害そして修復と回復/裁くプロセスー裁判員裁判における事実認定者のありよう)

第2部 刑事法と心理
(虚偽自白ー取調べのあり方と供述の信用性/偏見ー公判前報道、予断情報そして映像バイアス/記憶ー犯人識別供述)

第3部 民事法と心理
(取引と心理ー悪質商法になぜだまされる?/セクシュアリティと心理ー性的アイデンティティとハラスメント/心の傷ー事件・事故によるトラウマ)

第4部 司法臨床
(司法臨床ー法と心理臨床の協働/非行臨床ー少年司法における臨床的アプローチ/家族臨床ー家族紛争の理解、法と臨床の協働)

人間の行動や思考に関する法則を、個別の裁判プロセスにあてはめることで、これまでとは異なる、人間に焦点を合わせた司法が可能になります。
法学と心理学の融合。「実験ー臨床」という心理学的次元、「民事ー刑事」という法学的次元の両軸から体系的に「法と心理学」を解説してくれます。
目から鱗の情報が満載です。

<印象に残った一文>
「法の目的は何なのでしょうか?それは正義を実現するためです。」

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