文学・評論: 2008年11月アーカイブ

話の小銭入れ

小川宏の心に残るいい話(小川宏著)
<清流出版>定価1,600円+税

目次は次の通りです。

第1章こだわり好きな人々
第2章お医者さん、いつもお世話様
第3章歌は世につれ、世は歌につれ

第4章電波と活字に夢馳せて
第5章昭和を歌い、演じ続けた人々
第6章心温まる隣人たち

いい話を聞くと即メモしてきたメモ魔の面目躍如!

小川宏が、ジーンと胸に沁みる
「話の小銭入れ」を大公開してくれます。

昭和の大スターから医者、
心温まる隣人たちまで、
あの人この人の驚きのエピソードが満載です。

私のサイトです。
よろしければご覧下さい。

聖地はここにある。

日本浄土(藤原新也著)
<東京書籍>定価1,700円+税

目次は次の通りです。

島原―口紅
天草―海とまねき猫
門司港―夕立

柳井―のどぼとけ
祝島―祝島に心を捨てる
尾道―雲煙過眼

能登―サザンカの海
房総―サクラの歌を聴けば

藤原新也
日本漂流。

聖地はここにある。

歩き続けることだけが
希望であり抵抗なのです。


美しい写真が印象的な本です。


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犬との出会いと別れ

訓練犬がくれた小さな奇跡(藤井聡著)
<朝日新聞出版>定価1,300円+税

目次は次の通りです。


人を幸せにした捨て犬・アミー
音のない世界で愛を伝える聴導犬・美音
捨て犬が人を救う

中越地震で奇跡の救出劇を演じたレスター
犯人の目の前でぴたりと止まったハヤテ
命を懸けて立ち向かう制圧犬

世界一すてきな犬のしつけをした少女
主人を失った居候犬の悲しい運命
懸命に仕事をする盲導犬の生きがい

誰も知らない飼い主の意外な心理
がんこな訓練犬・ワンガレの可愛さ
老人に生きる力を与えたセラピー犬の愛

自ら死を選んだ天才犬・ヴィコーの生涯
飼い主の身代わりに天国へ旅立ったランス


懸命に生きた犬たちのことを覚えておいてください!

中越地震で2歳児を救出したレスター、
老人の動かなかった腕を上げさせたセラピー犬、
飼い主の身代わりに天国に旅立ったランス…


1000頭以上の犬をしつけてきた
テレビでおなじみのカリスマ訓練士が、
初めて犬との出会いと別れを綴った感動の物語です。


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どこから読んでも大丈夫

のはなし(伊集院光著)
<宝島社>定価1,200円+税

目次は次の通りです。

あ 「あそこが痒い」の話
「アメ横」の話
「アウェイ」の話

い 「命懸け」の話


う 「うなぎの蒲焼」の話
「運命の出会い」の話

え 「エロ本隠し場所」の話
「塩分」の話

お 「お金持ち」の話
「お小遣い」の話
「男の料理」の話
「お葬式」の話
…ほか


「あそこが痒い」の話から
「ん?」の話まで全82話です。

五十音順に並んでいますが、
どこから読んでも大丈夫、
あなた好みにお使い下さい。

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地デジでどう変わる!?

誰も教えてくれない地デジTVの裏側(保岡裕之著)
<実業之日本社>定価762円+税

目次は次の通りです。


第1章 地デジ時代の情報活用術
(メディア情報の目利きになる時代―さまざまなメディアの特性を知ろう/ICT時代の情報活用―なぜメディア・リテラシーを身につけなきゃいけないの? ほか)

第2章 地デジでテレビはどう変わる?
(そもそも地デジってなに?―なぜ、アナログ放送のままじゃダメなの!?/テレビがただの箱になる日―疑問だらけのアナログ放送の打ち切り ほか)

第3章 視聴率がテレビをダメにする!?
(テレビは勝ち組の世界―『ギネスブック』も認めた明石家さんま/勝ち馬に乗るテレビ局―ニュース番組の顔も人気タレントでいいの? ほか)

第4章 テレビによるマインドコントロール
(エセ科学にダマされるな!―テレビのプロも惑わす情報番組?/エセ科学は生活に密着している―健康やエコといったポジティブ要素を取りこむ製品 ほか)

第5章 テレビって誰のモノ?
(テレビ局の街づくり―なぜお金のかかる新社屋を次々と建てるのか?/テレビ局のホンネ―財界の広告代理店たれ! ほか)

2011年7月24日、
現行のTVアナログ放送が終了、
本格的に地上デジタル放送時代が到来します。

高画質・高音質・高機能が楽しめる、
とされていますが、

デジタル情報が洪水のように
押し寄せるなかから、

あなたは本当に必要な情報を
主体的に選びとれるでしょうか?

最も日常的なメディアを
賢く活用するには、
新デジタル情報化社会への
高いリテラシー能力が必要です。

日本のTVの危うい
未来像を予見する警告の一冊です。

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危機管理のノウハウ

ユダヤ人に学ぶ危機管理(佐渡龍己著)
<PHP新書>定価720円+税

目次は次の通りです。

第1章 なぜユダヤ人は生き延びることができたのか
(民族生き残りシステムの開発/ユダヤ人、国を失う ほか)

第2章 聖書は危機管理の参考書
(自分を殺害する人物と会わなければならないとき/デボラの知恵 ほか)

第3章 新たな戦争の本質を見抜く
(正規戦における危機管理/インティファーダに対する危機管理 ほか)

第4章 テロリズムに対する危機管理
(あまり知られていないテロリストの状況/イスラエルのありとあらゆるテロ対策)

第5章 イスラエル社会の危機管理
(市民の自主的な安全確保/公共交通機関と駅の安全確保 ほか)

約二千年前に国を失い、
世界に離散したユダヤ人は、
想像を絶する苦難に幾度も遭い、

多大な犠牲を払いながら、
今日に至るまで繁栄を続けてきました。


いかにして、ユダヤ人は生き延びることができたのか?

聖書から導き出される問題解決の知恵。

四方を敵に囲まれた環境ゆえのイスラエル軍の編成。

テロリズムに対する全知能をかけた対処。

家族を大切にする慣習…。

生き抜くことが、
ユダヤ民族、
家族、
個人の各レベルにおいて

最重要課題であったユダヤ人の歴史には、
危機管理のノウハウがつまっているのです。

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権力と色情に生きる『源氏物語』の男君たちの姿

源氏物語の男君たち(瀬戸内寂聴著)
<NHK出版>定価750円+税

目次は次の通りです。


第1章 光の君の誕生
第2章 源氏と藤壷の禁断の恋

第3章 従者・惟光の忠誠と危険
第4章 「負け犬」朱雀帝の悲劇

第5章 源氏と藤壷の陰謀
第6章 裏切られた頭の中将

第7章 柏木の悲しい恋
第8章 薫と匂宮の恋の争い

見た目がよくても、
甘い言葉をささやいても、
昔も今も千年変わらず、
男の愛は「自己本位」。

嫉妬、横恋慕、復讐心等々。

一大源氏ブームを巻き起こした第一人者が、
権力と色情に生きる
『源氏物語』の男君たちの姿を、

現代の男性の生き方や
性格・心理に重ね合わせながら見ていく書です。

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歴史群像劇の白眉

地の日天の海<下>(内田康夫著)
<角川書店>定価1,600円+税


兵農分離、商業重視、
出自を問わぬ人材登用、
家臣を領地から切り離す転封。

織田信長が打ち出した数々の画期的な政策は
旧体制を次々に打破しようとしていました。

近隣の戦国大名が散り行くなか、
旧権威の象徴である足利義昭だけは
信長打倒に執念を燃やします。

幾内だけでなく、
関東、そして中国地方へ版図を拡げて行く織田軍団。

疾風怒濤の進撃に、もはや叛旗を翻すことすら無謀に見えたのですが…。

秀吉と光秀の異常な出世の秘密、
織田家家臣団の抱える構造的問題、
そして本能寺の変と中国大返しという
戦国史最大の謎に、

随風(後の天海)を通じて
あざやかに迫る歴史群像劇の白眉です。

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黒衣の宰相・天海

地の日天の海<上>(内田康夫著)
<角川書店>定価1,600円+税

会津芦名家の重臣・船木一族の嫡男として生まれた
兵太郎は将来を嘱望されていましたが、
自らの出生の秘密と争い事に嫌気がさし出家を宣言、
随風と名を改めます。

彼こそ後に徳川家康の懐刀として重用された
黒衣の宰相・天海の若き日の姿なのです。

随風は修行先でも頭角を現し、
十七歳で天台の総本山・比叡山延暦寺へと向かいます。

彼はその旅路で天命に導かれるように、
光秀、秀吉、そして信長との出会いを果たすのです。

四海いまだ波高し。

戦国の動乱をすべて見聞した
若き日の天海(随風)中心に、
戦国時代の英傑たちを凛々しく描いた野心的歴史超大作です。

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「人間の条件」「日本人の条件」の諸問題を考察する

911・考えない・日本人(林秀彦著)
<成甲書房>定価1,500円+税

目次は次の通りです。

序章 日はもう昇らない
第1章 ヘーソーイズムの蔓延

第2章 無意味語で考えている日本人
第3章 森有礼の先見

第4章 知るしかない、人間を!
第5章 失われた使命感

第6章 突き当たる日本
最終章 911が残した意味

ブッシュの自作自演であった
「911同時多発テロ」を、
なぜ日本人は疑問に感じないのか?


報道に踊らされる
日本人の脆弱性と
洗脳構造の実態を斬り、

「人間の条件」
「日本人の条件」
の諸問題を考察する書です。


世間の常識にとらわれないで
自分で考えることの
必要性を感じさせる本です。

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乳母のいる風景を読む

源氏物語の乳母学(吉海直人著)
<世界思想社>定価2,300円+税

目次は次の通りです。

第1章 『源氏物語』の乳母達
第2章 夕顔巻の乳母達

第3章 惟光の一生
第4章 右近の活躍

第5章 少納言の乳母
第6章 末摘花の乳母達

第7章 明石姫君の乳母
第8章 雲居の雁の大輔の乳母

第9章 女三の宮の乳母達
第10章 弁の尼
第11章 浮舟の乳母達

女房論・従者論から
乳母論を切り離してみると、
改めて乳母の役割の重要性が
浮き彫りになってきます。

源氏物語に登場する
主要な乳母・乳母子のうち

光源氏
夕顔
紫の上

末摘花
明石姫君
夕霧

雲居の雁
女三の宮
柏木
浮舟

乳母達を
俎上にのぼせ分析します。


他にはない面白い切り口の本です。

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ケチャップ味の向こう側

ナポリへの道(片岡義男著)
<東京書籍>定価1,300円+税

目次は次の通りです。

いかなる理由でナポリタンなのか
元帥とイタリア風のスパゲッティ
小麦をどう食べるか

かあちゃん、腹へったよう
デュラム、セモリナ、アル・デンテ
なんでも好きなものを食べたまえ

御八つ、お三時、三時ですよ
ケチャップの瓶を逆さに立てる
ナポリタンをシェアしたくない昭和の子供

沈んでいく日本、浮かび上がるナポリタン
ナポリタンのウィンドー・サンプルを探す旅
トマトが僕を追いかける

ナポリタンのある街
トマトにおけるファンタジーという日常


ひと皿のナポリタンが体現する
戦後から現在まで。

食の個人史が照らし出す、
ケチャップ味の向こう側です。

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人間関係の心理

なぜ人は他者が気になるのか?(永房典之編著)
<金子書房>定価2,300円+税

目次は次の通りです。

なぜ人は世間が気になるのか?
なぜ人は心にブレーキをかけるのか?
なぜ人は罪悪感をもつのか?

なぜ人はそのとき気まずくなるのか?
なぜ人は嫌われていると感じるのか?
なぜ人は嫉妬するのか?

なぜ友だちとうまくいかないのか?
なぜその人は相手を傷つけるのか?
なぜ人は恋に落ちるのか?

なぜ人は痩せたがるのか?
なぜ人はネットにはまるのか?
なぜその人は内定がもらえるのか?

人間にとって「他者」は何か?

どうすれば人とうまく関われるのか?
日常社会の心理マニュアルです。

妙に自分のことを言われているようで気になる本です。

私のサイトです。
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高給優遇、特権多数にして非常勤の不思議

この国は議員にいくら使うのか(河村たかし著)
<角川書店>定価760円+税

目次は次の通りです。

第1章 国会議員の金銭感覚
第2章 国会議員の贅沢過ぎる環境
第3章 幻の「議員改革」実行案

第4章 日本に誕生した「ボランティア型議会」
第5章 「特権廃止」活動にかかる圧力
第6章 「公約」と「党議拘束」の戦い


日本の議員は
なぜ高給取りになったのか?

その源は、
戦後まもなく施行された
国会法第35条にあったのです!


曰く
『議員は、一般職の国家公務員の最高の給料額より少くない歳費を受ける』。

言い換えれば
「国会議員の給料が上がらなければ官僚の給料も上がらない」!


かくして、
役人と議員による高給高待遇路線は始まったのです。

流れは地方議員にも波及し、
さらに「議員特権」という手当によって膨れ上がったのです。


本書では、この異常事態の現状を具体的に示します。


そして、是正されない理由を「党議拘束」という
日本独自のシステムから読み解き、
その解決策も提示します。



現職議員の一種の暴露本です!

議員たちが必死になって
選挙を闘う理由がわかる本です。


個人的には
ちょっと議員の待遇は良すぎるのではないかと感じます。

私のサイトです。
よろしければご覧下さい。

平均的日本人に実現可能な、さまざまなヒントとアイデア

知的生活の方法(渡部昇一著)
<講談社現代新書>定価650円+税

目次は次の通りです。

1.自分をごまかさない精神
2.古典をつくる

3.本を買う意味
4.知的空間と情報整理

5.知的生活と時間
6.知的生活の形而下学

知的生活とは、
頭の回転を活発にし、
オリジナルな発想を楽しむ生活である。

日常生活のさわがしさのなかで、
自分の時間をつくり、
データを整理し、

それをオリジナルな発想に結びつけてゆくには、
どんな方法が可能か?

読書の技術、
カードの使い方、
書斎の整え方、

散歩の効用、
通勤時間の利用法、

ワインの飲み方、
そして結婚生活……。


本書には、平均的日本人に実現可能な、
さまざまなヒントとアイデアが、
著書自身の体験を通して、
ふんだんに示されています。

このアイデアを読むだけでも価値がある本です。

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コンプレックスと戦い続けた日々

正しい欲望のススメ(一条ゆかり著)
<集英社>定価1,000円+税

目次は次の通りです。


第1章 40年目、故郷岡山で自分のトラウマと対峙する
第2章 40年目、私の「欲望」も、こんなに変化してきた

第3章 作品を描くという「欲望」
第4章 一条流「欲望の正しいコントロール術」Q&A

デビュー40周年を迎え、
さらに進化し続ける
漫画家・一条ゆかり氏。


今まで仕事・恋愛・人間関係など
他人の様々なお悩みに答えてきましたが、

実は
自身がコンプレックスの
魂だったのです。


「変」と言われた
幼少時代、

ほめられたくて
描き始めた漫画。


慎重だったデビュー直後 など、

誰も知らなかった
コンプレックスと戦い続けた日々を、

「欲望」をテーマに、
初めて語る書です。

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個性的な絵柄が印象的な絵本

おふろや(黒田愛著)
<白泉社>定価1,300円+税

転がるリンゴを追いかけて
摩訶不思議な原っぱに来てみれば、

そこはいろんな動物たちが集まる、
ぽっかぽかで気持ちいい、憩いのおふろやで…。

夭折の作家が遺した、
個性的な絵柄が印象的な絵本です。

まさにほっかほっか
な気持ちになれる本です。

私のサイトです。
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生きているのが楽しくなる

楽天主義のすすめ(遠藤周作著)
<青春出版社>定価1,400円+税

目次は次の通りです。


メイワク人間へ
イタズラ人間へ
ウッカリ人間へ
イジワル人間へ
オトボケ人間へ
ウソツキ人間へ
マジメ人間へ
メソメソ人間へ
ホラフキ人間へ
ユウウツ人間へ
ナマケ人間へ
人間ギライ人間へ
アキラメ人間へ
バカ人間へ
ハッタリ人間へ
ノゾキ人間へ
スキ人間へ
ヒステリー人間へ
グータラ人間へ

エスプリとユーモアの達人が語る面白人生哲学です。


著者らしさを感じさせる本です。

私のサイトです。
よろしければご覧下さい。

「若紫」からのメッセージ

「源氏物語」に仕掛けられた謎(原岡文子著)
<角川学芸出版>定価2,600円+税

目次は次の通りです。


第1章 「若紫」、『源氏物語』の始発
(「若紫」の冒頭/『源氏物語』の始発、成立論をめぐって)

第2章 垣間見をめぐって
(「垣間見」への道、「うつり詞」と明石の君の噂話/垣間見という仕掛け)

第3章 紫の上の物語
(紫の上の登場/「ゆかり」の物語 ほか)

第4章 光源氏の禁忌の恋、藤壷の影
(光源氏の禁忌の恋、密会をめぐって/桜と禁忌の恋 ほか)

第5章 光源氏の栄華と罪と
(光源氏の栄華、王権の物語/光源氏の罪)

「雀の子を犬君が逃がしつる」と、

べそをかいた少女が駆け出してくる場面で有名な「若紫」の巻。


それは、源氏物語五十四帖の世界の
仕掛けの糸をさまざまに紡ぎ出す不思議な巻です。


紫の上との出会い、
藤壷との密会と懐妊、

やがて生まれ来る
不義の皇子の天皇即位を暗示する
不思議な夢解き。


これらは、
さまざまな意味で
「若紫」が『源氏物語』の出発点、

物語の核となるものをもつ巻である
ことをうかがわせます。


「若紫」で仕掛けられた糸は
どのように『源氏物語』に張り巡らされていくのか。

この巻を丁寧に読み解き、
『源氏物語』の全体像を浮かび上がらせる書です。

私のサイトです。
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「源氏」入門書

源氏物語の女君たち(瀬戸内寂聴著)
<NHK出版>定価750円+税

目次は次の通りです。

紫式部について
桐壷の更衣と藤壷の女御
葵の上と紫の上

六条御息所
夕顔
空蝉と末摘花

朧月夜の君
明石の君と玉鬘
女三の宮

雲居の雁と落葉の宮
宇治の大君と中の君
浮舟

『源氏物語』が記録の上で確認されて一千年。

世界最古の大恋愛長編小説のストーリーを追いながら、

源氏が最も心を許した「紫の上」、
男を虜にする魅力の持ち主「夕顔」、
情熱的で官能的な「朧月夜」、
薄幸の美女「浮舟」など、

個性あふれる女君たちのキャラクターを分析した
格好の「源氏」入門書です。

教科書ではわからない源氏物語の全体像がよくわかる本です。

金本を読んだ後に改めて源氏物語の面白さを感じてしまいました。


私のサイトです。
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