文学・評論: 2015年11月アーカイブ

ドラマのノベライズ

アオイという同じ名前の同級生。性格も何もかも正反対。
選んだ未来も対照的。
でも、好きになったのは同じ女の子だった。
富山県で生まれ育った高校生・三浦葵は、
幼馴染の芹沢あかりにひそかに恋をしていた。
しかしあかりの家が夜逃げしたことで、恋は突然終わりを迎えてしまう。
あれから7年。東京の小さな建築事務所でうだつのあがらない日々を過ごしていた葵は、
高校卒業以来会っていなかった蒼井翔太から呼び出される。
そこには、翔太の恋人となったあかりがいた…。
今夏に放送されたドラマのノベライズです。
青春時代を思い出し、中3の娘とともにはまっていました。
読んでいるとドラマのシーンンが蘇ります。

<印象に残った一文>
「どうしようもなく惹かれ合う男女は遺伝子レベルで決まってるってこと。運命的でしょ?」

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巨大銀行が溶融した日

目次は次のとおりです。

ATMシステム障害、暴力団不正融資、そして行員刺殺事件…存亡の危機に瀕するミズナミ銀行は再生できるのか!?日本組織の病巣を深くえぐる長篇経済小説。

2011年3月、東日本大震災義捐金振込の集中により、
ミズナミ銀行ATMに巨大システム障害が発生した。
頭取の八神は責任を取って辞任に追い込まれる。
太洋産業銀行、扶桑銀行、日本興産銀行の3行が合併して誕生したミズナミ銀行は、
それぞれが派閥を形成し信頼回復そっちのけで主導権争いを展開していた。
やがて系列のクレジット会社による暴力団不正融資が発覚、
コンプライアンス統括部次長の橋沼康平と警視庁組織犯罪対策部の齊藤弘一は真相解明に動き出す。
その直後、コンプラ統括部の北沢敏樹が何者かに刺殺された。
手口の鮮やかさからプロの犯行と思われたが……。
システム障害、暴力団不正融資、行員刺殺事件、社内闘争に明け暮れる経営幹部たちー
元みずほ銀行マンの著者が日本組織の病巣を深くえぐる傑作長篇ビジネス小説は、物語の中に読書をどんどん引き込みます。

<印象に残った一文>
「やはり隠蔽は間違いだと思います。」

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無痛2

創陵大学准教授の菅井は患者の黒い肉腫に唖然とした。
エイズに酷似するウイルスが骨を溶かし数日で全身に転移、
意識障害で死に至らしめる。
あらゆる薬が効かず数カ月で日本中にこの「新型カポジ肉腫」が多発したが国は無策で人々は恐慌した。
一方ウィーンで天才医師・為頼がWHOの関連組織から陰謀の勧誘を受ける。
ベストセラー『無痛』の続編ですが前作よりもかなりグロいです。
が、どんどん物語の中に引きこまれていき、一気に読んでしまいました。
次作を思わせる終わり方、とっても気になります。

<印象に残った一文>
「医学の目標は、あらゆる病気の撲滅だが、それが達成されると、医学は自らの存在意義を減じるという自己矛盾を内包している」

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現在テレビで放映中の番組の原作

神戸の住宅地での一家四人殺害事件。
惨たらしい現場から犯人の人格障害の疑いは濃厚だった。
凶器のハンマー、Sサイズの帽子、LLの靴跡他、遺留品は多かったが、警察は犯人像を絞れない。
八カ月後、精神障害児童施設の十四歳の少女が自分が犯人だと告白した、が…。
外見だけで症状が完璧にわかる驚異の医師・為頼が連続殺人鬼を追いつめます。
現在テレビで放映中の番組の原作です。
物語の中にどんどん引き込まれていきます。
テレビでは原作とちょっと変えて演出しているようです。

<印象に残った一文>
「病気は自然現象みたいなもの」

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「音と生きる、夢を追いかける」第3弾エッセー

目次は次の通りです。

1 音に命あり
2 カルチャー・ウオッチ!
3 新幸福論

4 演奏家のサウンドスケープ
5 走るヴァイオリニスト
6 平和の祈り

心に響く音…沈黙の音。
喜び・悲しみ・苦しみの魂そのものが音に姿を変えて飛び、感動を分かちあう。
一流ヴァイオリニストの半生を描いた書です。
いろいろな気づきを与えてくれます。

<印象に残った一文>
「苦悩や悲哀の中に突如として感動を得た時、生きる事のすばらしさを知るのだと思う。」

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