文学・評論: 2019年10月アーカイブ

経理部の森若さん


天天コーポレーションに企業合併の危機!?
役員秘書の有本マリナが、キャバクラでアルバイトをしているという噂を確かめるため、調査を始めた麻吹美華がとんでもない情報をつかんだ。
知り合いに頼んで潜入調査で撮ってきてもらった映像のなかに、天天コーポレーションの部長三人が、企業買収の専門会社の人間と会っている場面があったのだ。
会社の危機に沙名子は...?
会社あるある物語にどんどん引き込まれていきます。

<印象に残った一文>
「人を人と思わない人間が、二度と人材がどうとかほざくな」

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第38回日本芸術院賞、第35回野間文芸賞を受賞

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別れる理由(1) (P+D BOOKS) [ 小島 信夫 ]
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"第三の新人"を代表する作家・小島信夫が、文芸誌「群像」に1968年10月から1981年3月まで全150回に亘って連載した"執念の大作"ともいえる全6巻の序章。
第1巻には第1~22話までを収録。幻想のごとき脆い夫婦関係を描いた名作『抱擁家族』から数年を経て主人公は三輪俊介から前田永造と変貌したが、本作でも「姦通」をテーマに据えている。
夫婦の愛、男女の愛、人間の愛のカオスを複層的、かつエネルギッシュに描き、伝統的な小説の手法を根底から粉砕した文学世界が展開される。
第38回日本芸術院賞、第35回野間文芸賞を受賞。
面白い切り口の本です。

<印象に残った一文>
「前の妻と今度の妻とは、同じものだ。」

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1万冊を血肉にした方法

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本の「使い方」 1万冊を血肉にした方法 [ 出口 治明 ]
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目次は次の通りです。

第1章 本とは「何か」  --教養について考える
第2章 本を「選ぶ」  --「おもしろそうな本」という鉄則
第3章 本と「向き合う」  --1行たりとも読み飛ばさない

第4章 本を「使う」  --著者に左右される人、されない人
第5章 本を「愛する」  --自分の滋養、他者への架け橋

「本を活かせる人」の習慣。
やさしく、深く解説します。還暦ベンチャー(ライフネット生命)、古希学長(立命館アジア太平洋大学(APU))にして、稀代の読書家が、本を読むことの楽しさ、本の選び方、読み方、付き合い方、本を活かせる人の習慣を解説します。
いろいろな気付きを与えてくれます。

<印象に残った一文>
「・人から学ぶ・本から学ぶ・旅から学ぶ」

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未来につながる、パスがある

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ノーサイド・ゲーム [ 池井戸 潤 ]
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未来につながる、パスがある。
大手自動車メーカー・トキワ自動車のエリート社員だった君嶋隼人は、とある大型買収案件に異を唱えた結果、横浜工場の総務部長に左遷させられ、同社ラグビー部アストロズのゼネラルマネージャーを兼務することに。
かつて強豪として鳴らしたアストロズも、いまは成績不振に喘ぎ、鳴かず飛ばず。
巨額の赤字を垂れ流していた。
アストロズを再生せよー。
ラグビーに関して何の知識も経験もない、ズブの素人である君嶋が、お荷物社会人ラグビーの再建に挑む。
物語の中にどんどん引き込まれていきます。

<印象に残った一文>
「人間の感情は本来二次元的なものではなく、色でいえばグラデーションに近いのかもしれない。その細やかな傾斜や配分は、様々な環境や出来事によって色合いを変え、その人ならではの、独自の色調へと変化していくのではないか。誰もが常に善人ではなく、また悪人でもない。だから人は変われるし、組織だって変われないことはないと思う。」

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少年犯罪で崩壊した家族の苦悩と再生を描く傑作

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それぞれの断崖 (集英社文庫) [ 小杉健治 ]
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家庭内暴力をふるう不登校の中学生、志方恭介が刺殺された!
悲劇の夜、たまたま誘われて怪しげな店で遊んでいた父親・恭一郎は、妻や娘たちに恨まれ、警察やマスコミからは疑惑を受ける。
やがて犯人が判るが、少年法で守られている犯人を糾弾する恭一郎は、逆に非難を浴びる。
家庭も将来も失い、復讐心から犯人の母・はつみに近づいた彼は...。
少年犯罪で崩壊した家族の苦悩と再生を描く傑作は読者をどんどん物語の中に引き込みます。

<印象に残った一文>
「どんな人も。それぞれに心の断崖を持っている。そうやって生きているのだ。」


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笑いと哀愁とノスタルジー溢れる長編小説

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キャバレー [ ビート たけし ]
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駆け出し芸人・綾小路きみまろは、雇われ支配人の多田や用心棒ヤクザの高橋に励まされてステージに立つ毎日。
酔っ払い相手の漫談から、いつか売れる日を夢見るが...。
70年代に花開いたキャバレーを舞台に綴る、笑いと哀愁とノスタルジー溢れる長編小説。
物語の世界にどんどん引き込まれていきます。

<印象に残った一文>
「俺は俺の漫談で行こう」

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